2019.01.30
【私、農業女子PJに入りました 第66回】
by農業女子プロジェクト事務局
今回は群馬県で酪農と野菜の生産を行っている永井明日佳さんをご紹介します。
20代半ばの永井さんはまさにこれからの農業女子!小さな頃からお父様やご近所の農家の方の働く姿に憧れ、物心ついた時には”農業を仕事にしたい”と考えられていたそうです。
そんな永井さんの農業への愛がストレートに伝わってくるコラムです。永井さん、お願いします!
- 自己紹介をお願いします。
群馬県長野原町で酪農と野菜の生産を行っている「はりえんじゅ牧場」永井です。2018年に就農しました。
私の家は祖父の代から酪農を営んでいます。現在は父と兄が酪農をメインに行い、私は野菜をメインでやりつつ酪農も手伝っています。規模は乳牛35頭。露地30a。ハウス1棟。と家族経営の小さな牧場ではありますが、日々愛情を注ぎ頑張っています。
- 農業を始めたきっかけは?
幼いころから動物や植物が大好きで、牛のいる小屋は私にとっての遊び場でした。父や近所の農家さんが働く姿はとても身近で、かっこよくて憧れの存在でした。物心ついた時には大人になったら農業を仕事にしたいと考えるようになっていました。
- 農業が大変だと思う時は?
農業を始めた当初は本当に力がなく、野菜の出荷はもちろん牛の小屋の掃除や機械作業も大変でした。それでも体中筋肉痛になりながら作業に食らいついていきました。
他には天気に左右されるということです。昨年の夏は雨の量が少なかったり、気温が高かったりと野菜にかなり影響がでました。いくら一生懸命頑張ってもこればかりはどうにもならないので、本当に大変です。
- 農業の魅力はなんでしょう?
農業は上で書いたように大変なことがたくさんあります。しかし愛情を注げば注ぐだけ牛も野菜も応えてくれます。何より、一番多くの人を笑顔にできる仕事はこの農業だと私は思います。どんなに大変な仕事も、自分が作った農産物を食べた消費者が「おいしかった!」「また食べたい!」そう笑顔で言ってもらえることが励みになり、糧になります。そう言った部分が農業の魅力だと思います。
- 農産物のこだわりは等あれば教えてください
当牧場は北軽井沢高原に位置し、朝と夜の温度差でとても野菜が甘くおいしくなります。また、自家製堆肥を利用した野菜を生産し、なるべく農薬を使わないように努力しています。
- 今後の目標や夢について教えてください
現在酪農や野菜は大規模化が進んでいます。しかし、大規模にするためには資金や労働力、土地の確保など実現が困難です。そこで私は小規模な家族経営でも長く農業ができるような経営を目指しています。また、牧場直営レストランを経営し新鮮な牛乳や野菜を使った料理を多くの方に食べていただけたらなと考えています。
- 最後にひとこと!
まだまだ農業を始めたばかりの未熟者ですが、今後も頑張っていきます。よろしくお願いします!
永井さん、ありがとうございました。夢である「牧場直営レストラン」のオープン、楽しみにしています!永井さんの愛情がたっぷり注がれた牛の牛乳、野菜を使ったお料理、食べてみたいです。
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