2017.05.10
私の“生産物(おたから)”自慢 第3回
by農業女子プロジェクト事務局
【私の“生産物(おたから)”自慢 第3回】
農業女子メンバーに、自慢の農産物や加工品、栽培方法のこだわりを披露してもらう、『私の“生産物(おたから)”自慢』。今回は、山形県のメンバー長沼由紀さんです。よろしくお願いします!
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★自己紹介をお願いします
皆さんこんにちは。山形県上山市で果樹農家をしております長沼由紀です。
果樹も生き物!作業をしながら声をかける“語りかけ農法”で、励ましたり、ほめてあげたりしながら、日々楽しく果樹づくりをしています。果樹園で働いているのは、私と母と妹と、お手伝いの方々も女性ばかり。傾斜地にあるので、話し声が遠くまで響き、何しているんだか・・・と笑われることもしばしばです(^_^;)
★生産物について教えてください
長沼果樹園では、サクランボ、プルーン、西洋梨、りんご、キウイフルーツなど四季の果実を個人のお客様へ直接発送しています。
6月下旬~7月上旬は、さくらんぼ。7月下旬~8月下旬までは、プルーン。西洋梨は10月下旬~1月上旬くらい。りんごは11月上旬~12月、キウイフルーツは12月上旬にかけて発送しています。
★生産へのこだわりは?
さくらんぼのお話をしましょうかね。全国のお客様に直送を始めて35年になります。さくらんぼは、作り手の思い入れが品質に一番あらわれる作物だと思います。手をかければかける程よい品質のものができるので、とてもやりがいがあります。でも、一番神経を使う作物でもあります。
土づくりはすべての基本!肥料も材料を選び、手作りしています。剪定、水やり、受粉に着果調整、他にも色づきが良くなるように葉っぱを摘んだりします。雨や湿度で実が割れてしまうので栽培管理は本当に神経を使います。毎年天候が変わるので、ハラハラと気をもみますが、やっぱり一番育てがいがありますね。
長沼果樹園では、朝4時半~7時までに収穫したさくらんぼを、その日のうちに全国へ発送しています。お客様は、もぎたての完熟さくらんぼを他の何よりも喜んでくださっています。
現在、ちょうど花が終わって、さくらんぼの赤ちゃんが見えてきました。6月下旬のサクランボの時期が待ち遠しいです。
★おすすめの食べ方を教えてください。
朝、収穫したてのさくらんぼが一番美味しいのですが、生産者でない限りなかなか口にすることは難しいですよね。
おいしく食べるコツは冷しすぎないこと。冷やしすぎると甘さが感じにくくなることもあるようです。食べる1時間くらい前に冷やして召し上がってみてくださいね。
長沼さん、ありがとうございました!
手をかけ、声をかけ、さくらんぼに対する深い愛情を感じました。
本当にさくらんぼの時期が待ち遠しいですね!
ホームページはリニューアル中で6月中には完成予定だそうですので、またチェックしてくださいね。