農業女子PJ SDGsへの
取り組み

MENU

2017.08.18

「私の"生産物(おたから)”自慢」第10回

by農業女子プロジェクト事務局

◆「私の"生産物(おたから)”自慢」第10回◆ 農業女子メンバーに自慢の農産物や加工品、栽培方法のこだわりを披露してもらう、『私の”生産物(おたから)”自慢』。 今回は、長野県の宮島裕紀子さんからご紹介いただきます。宮島さん、よろしくお願いします♪

 

***

 

★自己紹介をお願いします!

みなさんこんにちは!長野県松本市の酪農女子、宮島裕紀子です。

私は岩手県の非農家出身で、就農前は東京で会社員をしていました。

元々農業には特に興味もなく、自分が農業に携わるなんて夢にも思ったことがなかったのですが、「フルーツ狩り体験」のつもりで参加した農業婚活で夫と出会い、巧みに外堀を埋められ、思い悩む間もなく農家の嫁になりました。結婚と同時に就農して現在8年目です。

わが家は、酪農、スイカ、水稲の複合経営で、乳牛を30頭飼養、スイカ30a、水稲4haを生産しています。

 

DSC_0022

DSC_0022

★おたから(生産物)自慢は?

私のおたからは、何と言ってもかわいい牛たちです!

「休みがなくて大変」というイメージが強い酪農ですが、牛たちが待っている牛舎に入ると、やる気スイッチオン!

疲れていても人懐っこい牛たちに癒されることもしばしばです。

「美味しい牛乳は健康な牛から」をモットーに、牛の小さな変化や、牛が出してくれる「シグナル」を見逃さないよう心がけています。

%e5%ad%90%e7%89%9b

DSC_0212

DSC_0212

そして、もう一つのおたからは、夏の風物詩、そう、スイカです。

標高600~800mに位置する松本は、日照量が多く昼夜の温度差も大きいことから、甘くてシャリっと食感の良いスイカができあがります。

その味は、「こんな美味しいスイカ初めて食べた!」と言われるほど。

松本のスイカは全国各地に流通していますので、見かけたらぜひお試しくださいね。

%e3%82%b9%e3%82%a4%e3%82%ab

★生産へのこだわりを教えてください。

酪農とスイカという、ちょっと珍しい組み合わせを活かして、自前の堆肥を惜しみなく使ったスイカ栽培に取り組んでいます。

堆肥の質をさらに良くするために、今春から牛に乳酸菌を給与しています。

乳酸菌のおかげで猛暑でも牛のお腹の調子も良く、堆肥にどんな効果が出るか楽しみです。

 

DSC_0193

DSC_0193

★他に力を入れている活動はありますか?

ズバリ、「農業女子発掘活動」です。

松本は農業がさかんな地域で、畑で女性を見かけることも多いのですが、なかなか他の場で出会う機会がない。

背景には、女性が出かける場面が限られていたり、女性に情報が届きにくいという現状があると感じています。

男女問わず、農業に前向きに取り組む人たちが、勉強したり交流したりできる仕組みを作りたいと思い、農業女子仲間と一緒に、ネットワーク作りを進めています。

行政にサポートしていただいて少しずつネットワークも広がり、また新たな農業女子(男子も)の方々と出会えることがとても楽しみです。

 

***

宮島さん、ありがとうございました!

自前の堆肥で、スイカを作る、まさに耕畜連携ですね!

宮島さんも結成に携った女性農業者のグループ「松本農業女子くらら」は昨年11月に結成され、「会員が学びたいと思う内容を、自ら企画した学習会で学ぶ」活動をされているとのことです。

地域の農業女子の輪がもっともっとひろがるといいですね~~~!宮島さん、これからも発掘活動、頑張って下さい!

関連する記事

最新の記事

おすすめ記事RECOMMEND

アーカイブARCHIVE