
令和7年11月17日(月)、三重県立明野高校(伊勢市)において、生産科学科及び食品科学科 2年生53名の高校生を対象に出前授業を実施しました。
当日は、農業女子メンバーである(有)マルシゲ清水製茶の清水加奈(しみず かな)さんとまる万製茶の堤智春(つつみ ちはる)さんから「三重の「かぶせ茶」が私たちの一生の仕事」をテーマにご講演いただいた後、東海農政局から「農業とはどんな仕事、農業の始め方」について説明しました。
講師のプロフィール
清水さんはかぶせ茶を約10ha栽培し、農林水産大臣賞。国際品評会金賞を受賞、かぶせ茶カフェを通じてお茶文化の普及を実践されています。
堤さんは明治23年創業の100年以上続く老舗茶農家の5代目。6次産業化として新たにお菓子工房を立ち上げ、かぶせ茶農家ならではの濃厚なお茶スイーツを販売されています。
就農した経緯
清水さんは就職した東京で、地元三重県のお茶の美味しさが知られていないことに驚きと悔しさを感じ、茶農家になることを決意されました。
堤さんは地元の企業に就職後、かつて一面広がっていた茶畑が減っていくことに寂しさを覚え、就農を決めました。



三重県のかぶせ茶を知ってもらいたい!
「三重のお茶はすごいのに、知ってもらえないのはもったいない!」
そんな思いの清水さんは、「農家は頑張れば頑張るほど見返りがある、一人でも多くの人に三重県のかぶせ茶を知ってほしい、次の世代に良い形でバトンパスできるようにお茶農家を頑張りたい」と信念を語ります。
堤さんは、かぶせ茶を知ってもらいたくて始めたお菓子工房でのお菓子作りで、次第にファンが増えました。2年間怪我でお菓子工房を休んだときは、お客様から戻ってほしいとの声をいただいたそうです。「消費者が求めるものの中に自分のオリジンを持つ商品作りによって確固たるものができ、農業も生き残っていける」と励んでいます。

生徒へのメッセージ
お二人とも会社員の経験が現在の仕事に活かされていることから、生徒に対して、「自分の個性を大切にしてさまざまな経験を積み、その経験を社会の役に立ててほしい」と広い視野を持つことの大切さを伝えました。
三重県のお茶への自信と「もっと全国の人に知ってほしい」という強い思いを持つお二人から、お茶づくりへの情熱と農業が持つ魅力と可能性が伝わる講演となりました。
生徒からの感想
講演後、「農業を就職の1つの選択肢にしていきたいと思った」「農業の難しさ、厳しさ、楽しさを知ることができた」「自分のやりたいことをもっと見つけて10代20代のうちに色々な経験を積んでいきたいと思った」「自分の頑張り次第で変えられることが沢山あることが知れて頑張ろうと思えた」などの感想が寄せられました。



