農業女子PJ SDGsへの
取り組み

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農業女子プロジェクトメンバーの皆様

いつも農業女子プロジェクトにご協力いただき、ありがとうございます。お陰様で皆様と共に歩んできた農業女子プロジェクトもこの11月で発足から6周年を迎え、第7期がスタートしました。

今年度も農業女子プロジェクトの活動を発信するため、第58回農林水産祭 実りのフェスティバル、ジャパンハーヴェスト2019丸の内農園、アグリビジネス創出フェア2019で、メンバーによるSDGsに係る取組や、参画企業・教育機関との活動を紹介し、マルシェも開催しました。

また、11月13日には、江藤農林水産大臣の出席を得て、第8回農業女子プロジェクト推進会議を開催し、第6期の成果と今後の活動方針について意見交換を行いました。

以下概要です。最後には事務局の想いも綴りましたので、是非最後までお読み下さい。

【1.第6期の成果】

メンバーは791名、企業は株式会社コーセー、株式会社エイチ・アイ・エスが卒業し、一般社団法人全国農協観光協会が加わり33社、教育機関は山形大学が加わって7校となりました。

まず、第6期から取り組むSDGsについて、メンバーの提案を「農業者のわたしたちにできる5つのこと」として取りまとめ、9月以降、農業女子プロジェクトのウェブサイトで毎月事例を紹介しています。また、農業女子プロジェクトの地域版は新たに山形県、山梨県、島根県で立ち上がって合計6グループとなり、この他、事務局が把握しているだけでもメンバーが参画する地域グループが新たに10グループ増えました。農業女子ラボには、新たに「肉用牛」が加わり、5つのテーマで活動しています。教育機関同士でも新たに東京農業大学が近畿大学を訪問するなど、交流の輪が広がっています。教育機関の学生・生徒が新規就農するケースも見られるようになりました。

【2.第7期の活動方針】

今年もメンバーにプロジェクトの満足度、取り組みたいこと等のアンケートを行いました。大いに満足・満足と回答した方は58%、やや不満・不満と回答した方は9%でした。不満の理由として、前回同様、首都圏での開催が多く参加しにくいこと、時間の確保が難しく参加できないことが挙げられました。

メンバーとそれ以外の農業関係者を対象とした別のアンケート(8月に実施)では、「地域に密着した活動の推進」を望む意見が多かったことに着目して、地域グループへの参加状況をメンバーに尋ねたところ、3分の2のメンバーが参加している又は参加を検討されていました。

これを受けて、第7期の活動テーマは、「グループ同士の繋がりづくりによる全国の農業女子メンバーのネットワーク強化!」とすることとし、①地域グループや農業女子ラボ等の自主的な活動の推進、②グループ間のネットワーク作りの促進、③6期に引き続きSDGsに係る取組の推進として、活動を活性化させていきます。

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【3.推進会議の概要】

全国8ブロックから8名のメンバー、27参画企業・教育機関にご出席いただきました。

北海道の松鶴さん、大分県の竹林さん、山形県の渡邊さん、山梨県の片山さんに、それぞれSDGsや地域グループの取組を、また、富山県の深井さん、岐阜県の中垣さん、兵庫県の堤さん、そして鳥取県の米澤さんにはご自身の経験を基に、素晴らしい発表をしていただきました。この他、希望された5企業、第6期途中から参画した山形大学、第7期から参画した(一社)全国農協観光協会からも発表していただきました。

なお、事務局も新しいことに取り組む一環として、タブレットを使い、可能な限り資料配布を控えて、ペーパーレスに貢献しました。

(江藤農林水産大臣挨拶)

大臣からは、農業女子プロジェクトの活動への積極的な取組に謝意を述べつつ、南あわじ市を訪問して農業女子の方々に会ったエピソードを交え、①女性農業者が地域に根を下ろし、女性の力で農業の魅力を広く展開し、世界にも発信しようとご努力いただけることは、大変有り難い、②あらゆる知見と経験と知恵を振り絞って、農業に従事する方々を増やしていきたい、③今年の台風で被災された方々に心からのお見舞とともに、災害に負けない強い農業、生産性の高い農場を作っていきたい、と激励の挨拶がありました。

(活動方針を叶えるための主な意見)

第7期の活動方針を叶えるために、事務局にてあらかじめ8つの課題を特定し、このうち、「自分に合った参加できるグループがない」、「自主的な提案は難しい」、「物理的に会うことが難しい」、「SDGsに係るメンバー独自の取組には費用がかかる」について、そしてプロジェクトを教育機関や参画企業にとってもメリットのある活動としていくことについて、ブレーンストーミングを行いました。主な意見は以下のとおりです。

・グループに参加することに尻込みする人も多いが、人と会って話すことが自身の経験値を上げるきっかけになる。参加者のハードルを下げるイベントの企画も大切。
・親世代、祖父母世代があってこそ、現在の農業があり、こうした方々と交流することで同世代だけでは見えてこない問題を認識。同世代の連携だけでなく、縦の繋がりも作ることが大切。
・TV会議などを取り入れて、少しでもメンバーと顔の見えるよう工夫。農業女子PJの活動でもウェブ会議などがあると連携しやすい。
・SDGsに対する取組は、時間も費用がかかるが、子供という共通点が活力となるし、企業の取組でメンバーも参加可能なものがあれば参画を希望。
・SDGsは世界から日本へ興味を持ってもってもらうツール。
・企業間で連携し合うことで、企業ごとの強みを掛け合わせていくことが可能。

【4.事務局より】

今回の推進会議をきっかけに、農業女子ラボがもう一つ新たに立ち上がることとなりました。取り組みたいテーマ、入りたいラボがあれば、事務局にお知らせ下さい。そして、お互いの地域の取組を知っていただくため、農業女子プロジェクトのウェブサイト上の地域グループを紹介するページの内容も充実させていく予定です。

私たち事務局は、第6期以降のフェーズ2のタグライン「つなぐ、次世代に」を大切にし、これからもメンバーの皆さんと「つながって」行きます。私たちのプロジェクトに対する想い、皆さんを応援したいという気持ちは変わりませんので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

それでは、時節柄どうかお身体ご自愛なさって、良い年末年始をお迎え下さいませ。

2019年12月
農林水産省経営局就農・女性課
農業女子プロジェクト事務局一同

■推進会議の資料
以下リンク先の【第8回農業女子プロジェクト推進会議(令和元年11月13日開催)】をご参照ください。
http://www.maff.go.jp/j/keiei/jyosei/noujopj.html

■WEB記事
当日の様子をレポートしています。あわせてお読みください!
http://194.91.0.144/wp/event/e_secretariat/20186/

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