農業女子PJ SDGsへの
取り組み

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2020.08.24

【農業女子メンバーのSDGs 第12回 SDGsを身近なものに。「その5自然によりそった持続可能な農業の実現に取り組む」】

by農業女子プロジェクト事務局

国連で掲げられたSDGs(エスディージーズ)。

SDGsは、Sustainable Development Goals のことで、日本語では、「持続可能な開発目標」と訳されています。

農業女子PJは、本コンテンツにて農業女子PJメンバーが取り組むSDGsを発信しています。

皆様に農業女子の取組やSDGsページをご覧いただくことで、

SDGsを少しでも身近に感じ、自分事として考えるきっかけになればと思います。

 

今回は、兵庫県の堤farm 堤由美さんのSDGsの取組を紹介します。

堤さんの活動は、農業女子PJが掲げた『農業者のわたしたちにできる5つのこと』の「その5 自然によりそった持続可能な農業の実現に取り組む」に繋がっています。

 

Q1, 堤さんのSDGsテーマを教えてください。

 

農畜水産、観光業が盛んな淡路島内で地域内の資源を循環させることと、

もうひとつは

この地域の一大産業である農業を存続させながら、子供たちの未来もより豊かにこの地で暮らせるような地域づくりと認識づくり

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Q2, テーマの目的・課題を教えてください。

 

ここ南あわじでは、稲藁を牛へ与え、牛糞や鶏糞を堆肥として活用し、循環型農業を実践していますが、水産資源や観光資源の活用はまだまだです。

これからは農業のみの循環だけでなく、地域全体のあらゆる産業で廃棄させるような資源を活用し、循環型農業を実践していけたらよいと考えています。

 

もうひとつは、

次世代農家や子供たちが農業に魅力を感じていないのが残念で、もっとイメージや認識を変え、自然豊かな風土を守りながら、農業というこの地の一大産業を、次の世代、そのまた次の世代へ受け継ぎ、とても大切な仕事をしているという認識づくりと、魅力ある職業に思えるよう努めることです。

 

 

Q3, Q1のテーマについて実際にどのようなことを行いましたか?(また、どのような人と連携しましたか?)

 

水産会社や漁師を訪れ地域内の廃棄される水産資源の活用の吟味(クラゲ、雑魚)や、

地域の観光業と加工品の会社にお願いし、ご当地ビールの工場から出るビール酵母かすを活用し、廃棄される規格外の野菜で加工品づくりをしました。この秋からはこのビール酵母かすを畑に堆肥として入れます。

 

もうひとつは

ママ友を巻き込んで5年ほど前から農業女子として全国にPRをし、積極的に販路をみつけ、作るだけでなく作ったものを廃棄しないためにも営業活動も行い、あわせて農業経営で収益があがるよう努め、楽しんで仕事をしてる姿を見せることで、次世代農家や子供たちが、農業が魅力ある仕事のひとつなのだと認知してもらえるよう努めました。

市役所や普及センターにもサポートしていただきました。

そして、県立淡路景観園芸学校の先生が現在、南あわじ市と共同で、南あわじのたまねぎ、稲作、畜産が連動した生産システムを日本農業遺産に申請しようということで取り組んでおられるのに賛同しています。

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Q4, SDGsの目的の達成に向けて、苦労したことを教えてください。

 

廃棄される水産資源や観光資源を畑に活用するための工程で、どういった地域の機関が協力してくれるのかまだ未知で、その資源を活用した際の数字のデータを取るのも個人では難しい。

もうひとつは、

作るだけの従来の家族経営の農業に+αして新しい農業、新しい取引を平行して増やしたので、やりがいや魅力は増しても、時間や体力を調整維持するのに苦労しています。

 

 

Q5, 達成度合いはいかがでしょうか?新たな課題を見つけられていたら教えてください。

 

地域内の資源を循環させる農業はまだまだ発展途上ですが、全国の同じ志をもつ農業女子と繋がることが出来、活用できる資源についての知識や、他地域の実例などを勉強させてもらえているので、こちら淡路島に共有し、協力者や賛同者を増やし農水畜産業や林業など淡路島内での業種の枠を越えて地域資源を循環させていけたらいいなと思います。

 

もうひとつは

次世代農家たちもSNSなどを活用し自ら発信することが増えたことと

地域の子供たちは、楽しんで農業をしているママ達の姿を見て、将来はママたちのように仕事がしたいと言うようになり、非農家の皆さんからは、農業に持っていたイメージが変わった、と言ってもらえるようになってきました。

 

南あわじの食料自給率が120%なのに対し、都市部では貧困や飢餓に苦しむ方がいる。

農村部では、市場に左右されて収穫すらせず廃棄される野菜があり、規格外で流通されず自家消費するには多すぎて廃棄させる野菜がある。

嘆かわしくてどうにかならないかと思っています。

 

 

Q6, 持続可能な社会の実現のために、もっと挑戦してみたいことがあれば教えてください。

 

『農業女子発!!地域内資源循環ラボ』が立ち上がったので、各地域で様々な循環型農業を実践し、全国にPRし、各々その地域の特色として認知されるように努めます。

 

農業は、女性がかっこよく輝いて仕事ができ、収益も確保できる魅力的な仕事だと認知されるようにもっと頑張りたい!

 

Q5の最後と同じですが、貧困や飢餓に苦しむ方と、農村地域の廃棄野菜を繋げるシステムができないかと考えています。

 

 

Q7, 最後に一言お願いします!

 

地域資源循環を軸とした農業を確立させ全国に広める目的で、7月に全国各地域の農業女子6名で『農業女子発!!地域内資源循環ラボ』が立ち上がりました!

SDGs達成に向けて、同じ志をもつ農業女子メンバー同士でネットワークを作り、情報交換、課題の共有、意見交換などの活動を行い、SDGsと農業女子の取り組みを広くアピールすると共に、最終的には参加する農業女子memberの桃園や農産物の商品価値を高めるためのラボです。

海の宝!水産女子の元気プロジェクトとも連携しコラボにも取り組みたいと考えております。

あと、SDGs達成に向け、サポートや協力してくださる企業や大学、研究機関戸繋がり、連携していきたいと考えております。

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堤さんありがとうございました。

地域資源の循環に向けた活動と、農業の魅力発信やご自身の経営管理などの両立は本当に大変かと思いますが、

引き続き、持続可能な社会や農業の実現を目指した活動よろしくお願いいたします。

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