2019.03.19
SIMA2019の最終報告
by吉川 文
三重県の吉川です。
今回のSIMA2019のミッションの1つ まとめレポートです。
SIMA展やSIA展、またパリ市内のマルシェや百貨店、グローサリーストアで感じたことなどを。
今回のSIMA展では 何人かの日本の農業者の方々にもお会いしました。
SIMA展で展示されているサイズの農機具を導入できる地域、北海道からの方が殆どでした。
本州の数haの農地の我が家では、きっと畑に入れることも出来ないので、現実味があまりなかったのですが、大規模な畑作の現状を知ることが出来ました。
今回、こんな大型の機械を見ても…という気持ちがなかった訳ではないのですが、いざ、現地に行ってみると大きいが故に起こってしまう土への障害への対処法などは、小さな作業機でもいつかは起こる可能性のあることなので勉強になりました。
有機農業が盛んなフランスらしく こだわりの土壌改良材であったり有機資材のコーナーもありました。
見覚えのあるこちらのブース。日本からは三重県の企業のHB101さん、黄色い帽子のところです。まさか三重県の企業のブースがあるとは思っていなかったので、とても驚きました。
有機栽培や持続可能な営農への意識がとても高いなと感じたのは、こういった資材が充実していたことと、街へ降りたときにBIOやAB表示の商品がとても沢山あったからです。
また、エコバッグは当たり前、プラスチック袋やケースが本当に少なかったです。
チーズやお肉も量り売りでプラスチックのトレーには入っていませんでした。
お魚もどのように獲られた魚なのかも表示してありました。
最近 よく耳にするグローサラントがあり、売り場で買って、そのすぐ横で食べられる場所が沢山ありました。その事によりフードロスが減っているのを感じました。
日本でも、どんどん広がれば良いなと思いました。
包装もシンプルや紙製のものが多かったです。
また、セット売りのお野菜や生の食材がセットされていて、温めるだけ、そのまま煮るだけになっている商品も良く見かけました。
お惣菜、サラダのパックなど中食も沢山 ありました。
今後、日本でもこういったニーズがどんどんと増えてくるのかな?と思いました。
今回の視察に参加して、単一大規模農家の方、多品種を作る農家の方、それぞれが誇りを持って営農されている姿がカッコよく、それを支える消費者の意識や距離感も素晴らしいと感じました。
視察で得たことを今後、栽培や販売に活かしていきたいと思います。