2018.04.09
【チームはぐくみ 蒲田女子高校での特別授業第2弾】
by農業女子プロジェクト事務局
蒲田女子高等学校(東京都大田区)は普通科の女子高校ながら、キャリア教育の一環として2014年から「農業プロジェクト」と銘打ち、お米の生産、加工、販売の体験に取り組んでいます。2017年度にはこれらの取組をカリキュラム化しました。
今回は、「農業女子プロジェクトコラボ授業」の第3~4回の様子をお届けします。
■第3回 お米のできるまでと6次産業化を学ぶ
第3回は2月19日に行われた1年生を対象とした授業です。4月に2年生に進級すると、生徒の皆さんは、田植えから稲刈り、加工、販売の体験を行います。それに先立ち、お米のできるまでと6次産業化の取組を、栃木県の農業女子メンバー西岡智子さんから学びました。
パティシエである妹さんとコラボして米粉のスイーツを開発し“Kome co de oyatsu”のブランドとして販売を始めるまでの経緯や、西岡さんが担当するお米の生産現場のことを、季節の美しい風景とともにたっぷり話していただきました。四季の田んぼの様子や、農業作業に携わっているからこそ味わえる魅力も生徒の皆さんに伝わったことと思います。
西岡さんの話を聞き、生徒の皆さんはこれからの体験する田植えや稲刈りなど具体的なイメージが膨らんだことでしょう。
■第4回 企業から聞く!農業の可能性(豊島株式会社)
最終回となる4回目は、2月26日に開催された農業女子プロジェクトの参画企業による講義です。
繊維商社である豊島株式会社から、「フードテキスタイル」の取組みを紹介いただきました。
「フードテキスタイル」とは、豊島(株)による、廃棄されてしまう野菜や植物から色素を抽出し、着色した生地のブランドです。
実際に染色した生地を見て手に触れて感じる植物本来のやさしい色合いに、ファッションに関心の高い世代の女子高生たちも興味津々の様子!
一見農業とは関係のない異業種の企業でも、農業とつながっていることを実感できたのではないでしょうか。
以上で、全4回の講義が終了しました。
講義を通して、女子高生に少しでも農業が身近に感じてもらえたらうれしいですね。
今年度の取り組みも楽しみです!
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