2018.09.26
兵庫県丹波市と南あわじ市の農業女子交流会が開催されました!
by近畿農政局
近畿農政局です。
9月25日、兵庫県丹波市柏原住民センターにおいて、丹波市と南あわじ市の女性農業者の交流会が開催されました。
丹波市役所は市の農業活性化に向け、市内で活躍する女性農業者を支援するため女性農業者グループの組織化を検討しており、今回の交流会は、兵庫県内でも特に女性農業者支援が盛んな南あわじ市の職員と女性農業者グループを招き、丹波市内の女性農業者と意見交換を行うために開催されました。
今年度の女性農業コミュニティリーダー塾を受講されている、南あわじ市の堤さんから今回の交流会にお誘いをいただき、参加させていただきました。
当日の参加者は南あわじ市の女性農業者3名、南あわじ市役所3名、丹波市の女性農業者17名、丹波市役所5名の合計28名で、以前、農業女子PJ公式サイトでも紹介させていただいた、丹歩々組のメンバー(農業女子PJメンバーの小村さん、関さん、山本さん)も参加されました。
交流会は南あわじ市の女性農業者2名と市役所職員から活動報告があり、その後、全員が3つのグループに分かれて意見交換を行いました。
意見交換は「南あわじ市の女性農業者の活動報告を聞いて感じたこと」、「農業や生産加工しているなかで困っていることや悩んでいること、不安なこと。また、やりがいやうれしかったこと」、「女性農業者の組織化について思うこと(求めること)」について話し合われました。
女性農業者からは「丹波市と南あわじ市と比較して、(農業の)環境がちがうと感じた」「大型機械の使用は男性が主に担当していて、女性にまかせてくれない」「女性農業者の個人の取組について、情報のやりとりが無いので、誰が何をやっているのかがわからない。情報のやりとりの場が欲しい」「自分の農作業が中心なので組織化によって個人に負担がかからないようにしてほしい」「行政が中に入ったほうがよい」など、たくさんの発言がありました。
特に「気軽に相談できる相手がほしい」「情報のやりとりがしたい」といった意見が多かったようです。丹波市の女性農業者の組織化については、前向きな意見が多かったので、今後、検討されていくことを期待しています。
特に今回の交流会では、参加した丹波市内の女性農業者同士で、「はじめまして」という方が多かったのが意外でした。同じ市内で同じ農業経営をしているのに、接点がないと知り合わないそうです。今回の交流会をきっかけに、丹波市内の女性農業者のつながりが広がった気がします。
また、意見交換会での意見を聞いて、他にも一人で悩んでいる女性農業者もきっと多いのだろうな、と感じました。そして、気軽に相談できる仲間がいることの重要さを思いました。
今回の丹波市と南あわじ市の交流会を紹介することで、他の地域でも女性農業者の組織化を検討したり、地域の女性農業者同士でグループ作りをされるきっかけになってもらえたら嬉しいです。
今後も、丹波市と南あわじ市をはじめ、近畿管内の女性農業者グループの取組について、ご紹介していきたいと思います。
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