農業女子PJ SDGsへの
取り組み

MENU

2019.01.22

東北農政局主催「『WAP100』認定経営体に聞く!女性が働きやすい職場とは」及び「農業女子プロジェクト参画企業講座」を開催しました!

by東北農政局

東北農政局は、12月11日(火)仙台合同庁舎(宮城県仙台市)において、女性が働きやすい職場環境を整備し、女性活躍に積極的に取り組み、経営体の成長につなげていただくこと、また生産活動におけるスキルアップの向上を支援する観点から、「『WAP100』認定経営体に聞く!女性が働きやすい職場とは」及び「農業女子プロジェクト参画企業講座」を開催しました。当日は、東北地域の農業女子プロジェクトメンバーや農業者、県や市町村等関係機関から約50名が出席しました。

はじめに、女性活躍に向けた先進的な取組を実践しているWAP(ワップ)100認定経営体である「有限会社かさい農産」の葛西亮介取締役社長、社員の菅原由美さん、「株式会社やまがたさくらんぼファーム」の矢萩美智代表取締役から事例をご紹介いただきました。

「有限会社かさい農産」は、子育て中の母親が働く難しさという課題に対し、農業であれば対応できると考え、作業の単純化や多能工化等の雇用体制を構築し、働きやすい環境づくりが社員の仕事の充実に結びついている事例をご紹介いただくと共に、実際に子育てをしながら社員として働く菅原さんからは、料理教室イベントの開催や、スキルアップのための支援など、女性社員の意見を積極的に取り入れてくれる会社にとても感謝しているとの話がありました。(※複数人が業務内容を把握することで、休む人が出てもカバーできる体制)

%ef%bc%91   

「株式会社やまがたさくらんぼファーム」は、女性の得意とする分野や女性目線を大事にしたカフェの経営や数々の6次産業化商品の開発、忙しい社員の動線を考えた社屋の建設等、社員が経営理念のもとに一丸となり、楽しく仕事をすることが経営力の向上に結びついている事例をご紹介いただくと共に、地域や異業種との積極的な連携による仲間づくりを大事にし、将来、子どもが継ぎたいと言ってくれる経営を目指しているとの展望をお話いただきました。

%ef%bc%93

出席者からは、「企業努力と社員への接し方が今と昔では全く違っていて、社員の方への信頼も厚いと思った」、「女性がどのようなきっかけで就農したか、どういう関わり方をしているのか、今日からでも実践できる事例が多く、参考になった」、「女性を採用する側の意識について知ることができた」、「女性農業者として仕事と子育ての間で苦悩し、考え、夢をもつことが素敵だと思った。自身も自己実現してみたい」などたくさんの感想をいただきました。

続いて「農業女子プロジェクト参画企業講座」では、農林水産省経営局就農・女性課の鮫島梨紗氏(出向元:株式会社三越伊勢丹)を講師に「商品の魅力アップセミナー~ラッピングの基本講座~」を行いました。

鮫島氏からは、農業女子プロジェクトの参画企業である株式会社三越伊勢丹のこれまでのあゆみから、近年の百貨店を取り巻く環境についてお話をいただき、またラッピングの目的などについて基礎知識を学んだ後、出席者は基本的なラッピング「ななめ包み」に実際に挑戦し、とても和やかな雰囲気に包まれた講座となりました。

p1120629   p1120638

p1120646   p1120653

参加者からは、「三越の包装紙の誕生秘話やラッピングの仕方など楽しく学ぶことができた」、「ギフトセットを販売しているので他のギフトのバリエーションも知りたい」などの意見や感想をいただきました。

今後も、女性農業者の活躍を後押しできるような取組を進めていきたいと思います。

関連する記事

最新の記事

おすすめ記事RECOMMEND

アーカイブARCHIVE