2017.03.14
【「農山漁村女性の日WEEK」も農業女子メンバーが大活躍!! ~後編・アワード②~】
by農業女子プロジェクト事務局
午後はいよいよアワード本編。
当日はゲスト審査員として、農業女子PJサポーターの安倍昭恵内閣総理大臣夫人も参加。
厳正な事前審査を通過したファイナリスト5名が、ステージで熱い想いをプレゼンしました!
ファイナリストは、自身のおかれている状況と課題を的確に捉え、それをどのような発想・工夫で解決していったか、写真や動画を用いて個性豊かに発表。臨場感ある内容に会場全体が引き込まれました。
まずは、販促プロモーション部門、垣淵浩子さん(和歌山県)。PJを通じて出会った企業の助言で、販売したい顧客のイメージを明確にしてターゲットを絞り、商品パッケージの統一を図ったり、商品の食べ方を具体的に提案するなど、販促手法を一転。ぶれずに商品をPRすることで、売上が2倍に増えたことを発表しました。トップバッターという緊張感が高まる状況でしたが、笑いを交え、垣淵さんらしいすばらしいプレゼンでした!
2番手は、人材育成部門、尾池美和さん(香川県)。経営上の課題を分析し、就業条件や設備の整備を進め、子育て中の女性でも働きやすい環境を整えて長期雇用を実現。また、技術の“見える化”を図って、従業員のモチベーションや作業効率のアップを図るなど、女性の細やかな視点で、課題をひとつひとつ解決していった工夫をプレゼンしました。
次に登場したのは、コミュニティ部門、Links代表の内山佳奈さん(北海道)。北海道農業界は男性優位の慣習が根強く残る中、それを打破すべく道内各地の女性農業者とLinksを結成。女性の視点を活かし幅広い活動をしてきたことを披露。広大な北海道全域を活動拠点に、SNSなどを駆使しながら自らの環境を変えていこうとする行動力の高さが印象的でした。
4番目は6次産業化部門、山領裕美さん(佐賀県)。山領さんは、規格外として廃棄されてきた玉ねぎの雄株に着目し、それをドレッシングに加工することで有効活用。最初は家族に反対されながらも、自らの考えをカタチにし、地元イベント等で販路を拡大することなど努力を続け、目標”フードロス0”に取り組んでいることを発表しました。
最後の農業女子の知恵・夢部門は、農業女子フェアin香港代表、貫井香織さん(埼玉県)。今年1月、全国の有志の農業女子メンバーを自らの力でまとめ上げ、香港への輸出に挑戦。就農当初の輸出の失敗を糧に、今回は大成功を収めた事例を、15名のメンバーの想いと共に、プレゼンしました。
そして、審査員と会場来場者の投票により、栄えある『農業女子PJオブ・ザ・イヤー』には選ばれたのは・・・
「人材育成部門」の尾池美和さんでした!おめでとうございます!
※尾池さんに授けられたティアラは、長野県のPJメンバー・松澤みどりさんの作品です!
惜しくもオブ・ザ・イヤーを逃してしまったファイナリストの皆さんのプレゼンも、本当にすばらしいものでした。共通していたのは「想い」だけではなく、勇気を持って一歩を踏み出し、行動を起こしていること。その行動力には、多くの人が共感したのではないでしょうか。
2位は、北海道の髙木智美さんの「畑のストライプ」、3位は佐賀県の黒木貴子さんの「カエル目線で」。どれもすばらしい写真でした!農業女子の日常を、少し身近に感じていただけたでしょうか?
当日の様子はYoutubeにてリアルタイムで配信しておりましたが、下記URLで引き続き視聴することができますので、生配信を見逃した方もぜひぜひ!ご覧下さい!
動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=G5ZtzFXwZSo
また、アワード終了後は農業女子メンバーの交流会を実施。農業女子メンバー37名が集まり、さらにFacebookの連載コーナー「私のイチオシ農業男子」に登場された方など、農業男子も11名参加。会の半ばにはサプライズゲストとして小泉進次郎議員も駆けつけていただきました!
PJ事務局が、農業者に農業政策情報をダイレクトに届けることの重要性を語っていただき、農業女子・男子への力強いエールもいただきました。農業界を新たな発想や情熱、若い力で変えていこう!という取組に男女の区別はなく、志を高くもった農業者が一同に交流できた貴重な機会となりました!
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