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2016.11.18

農業女子的秘密の美味120

by農業女子プロジェクト事務局

農業女子的秘密の美味120

今回の秘密の美味は、先日の農業女子プロジェクト第5回推進会議にもご出席いただいた、北海道の髙木智美さんにご紹介いただきます。それでは髙木さん、いつもの感じでよろしくお願いします!

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北海道は札幌市のお隣の京極町で、馬鈴薯、人参、小麦、豆類を栽培している髙木農園の髙木智美です!

今回ご紹介するレシピは、「しろあずきのミルクジャム」です。

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白小豆は2015年から栽培を始めました。品種は「きたほたる」。元々白小豆の生産地としては備中、丹波という中国地方が有名ですが、北海道の寒い気候でも生育できるように品種改良されたのが「きたほたる」です。

普通の小豆は紅色ですが、白小豆はクリーム色をしています。白い豆でよく口にするのは「雪手亡(ゆきてぼう)」、「白花豆」など、豆科のインゲン属です。白小豆は通常の小豆と同じ豆科ササゲ属。目を瞑って食べると小豆の風味が口に広がります。

 

「しろあずきのミルクジャム」レシピ

材料(ジャム200g)

・きたほたる:20~30g

・牛乳:400cc

・上白糖:100g

 

作り方

1.「きたほたる」を柔らかくなるまで煮ます。

★水から強火で煮て、沸騰したら弱火にします。

★水量は決まってはいませんが、軟らかく煮えるまでは水を切らさないように煮てください。

★粒が残る固さだと、食感も楽しめます♪

2.牛乳と上白糖を混ぜ合わせ、レンジ(500w)で10分加熱します(ラップなし)。

3.2をフライパンに移し、弱火でコトコト煮込みます。

★吹き溢れに注意しながら火を調節します。焦げないように絶えず混ぜてください。

★15~20分煮込むと少し色が変わってきます。

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4.20分を過ぎるとトロトロになるので、1の「きたほたる」を入れて混ぜ合わせます。

★煮込みすぎて固くなったら牛乳を入れて調節してください。

5.少し冷まして容器に移したら出来上がり♪

 

紅色の小豆でミルクジャムを作るとジャムの色が変わってしまいますが、白小豆だからこそミルクの色を残したジャムができます。

白小豆は発芽率が7~8割と低く、粒も普通の小豆と比べて少し小さいです。収穫適期を逃すと色も悪くなるので気が抜けません。そんな白小豆の栽培を私がなぜ始めたか。食べてみた時、「美味しかった!」ただそれだけでした。

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それと、私の住んでいる地域は豪雪地帯でスキー場などの観光も盛んで、そんな雪を連想し、和を感じる白小豆を海外の観光客にも美味しさを味わって頂けたら。そんな妄想も抱きながら(笑)

しかし、原料のままでは本当に販売が難しいと感じました。でも私は栽培に集中したい為、6次化は考えておりませんので、「餅は餅屋」という言葉のままに、今年の11月、お菓子屋の手により私の農園の白小豆が「どら焼き」になりました!!農園の名前も入った初冠商品!!(笑)

私の住んでいる後志(しりべし)管内で「しりべし女子会」(通称「しり女」)という団体があり、私はその発起人です。メンバーは様々な職種で構成されており、メンバーの1人のお菓子屋を経営している倶知安(くっちゃん)町の女性と協力し、今回の商品が生まれました。本当に嬉しく、栽培して良かったと思いました。これからも丁寧に栽培し、たくさんの人に味わって頂きたいです。

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そんな私の白小豆を使った渾身のどら焼き「お菓子のふじい」の記事はこちらです。

白小豆の栽培の手間(選別作業や脱穀作業)もご理解いただけます(笑)

https://sweets-fujii.com/blog/2016/11/post-2426/

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髙木さん、ありがとうございました^^

作り手のこだわりと手間が詰まったつやつやの白小豆、魅力的です!羊蹄山を背景に行われる脱穀作業、絵になりますね~!

「しり女」の異業種交流から繋がったご縁、これからも大事にしてくださいね♪

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