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2016.12.16

農業女子的秘密の美味122

by農業女子プロジェクト事務局

【農業女子的秘密の美味122】
今回の秘密の美味は、11月5・6日に開催されたJAPANハーヴェスト農業女子PJマルシェにも出店された、富山市の農業女子メンバー池田薫さんからの投稿です。
それでは池田さん、よろしくお願いしま~す!!

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・・・・農業女子的はちみつレシピ・・・・・...
富山県で養蜂を営んでいる農業女子メンバーの池田薫です。こんにちは
今日は、ハチミツとたまねぎを使ったレシピをご紹介したいと思います。

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■ハチミツ入り酢たまねぎ■
たまねぎ 1個
塩    少々
酢    70CCほど
はちみつ 大匙2はい

1)玉ねぎの皮をむき、たてにスライスします。
2)軽く塩をしてしばらくおいた後、手で汁を絞ります。
3)酢とはちみつを加えて味を整えてできあがり
すぐに食べても良いですし、冷蔵庫で保存すれば保存がききます。

カレーライスの付け合せに。
ポテトサラダに混ぜて本格的な味に。
健康のために日々食べるも良し。
サンドイッチにはさむのもお勧めです。

ハチミツは酸味があるものとよく合います。
ヨーグルトに入れるのはよくみかけますが、まだ酸っぱいキウイフルーツにハチミツを合わせて冷蔵庫で2時間おけば酸っぱさやイガイガ感がとれて食べやすくなります。
その他、プチトマトを切ってハチミツで和えてもおいしくなります。

ハチミツは、果物や野菜の酸味を生かし食べやすくしてくれる効果がありますので、どうぞいろいろなシーンで試してみてください。

・・・ここからちょっと養蜂と私のお話し・・・
私が養蜂に就いたのは、ほんの6年ほど前のことです。
富山で養蜂業を営む佐伯元さんという方にお会いし、ミツバチと共にあるその生活にあこがれたのが始まりでした。

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戦後日本において、ハチミツは生でそのまま食べたり、砂糖の代わりに煮物や酢の物などにも使われる身近な存在であり、養蜂業人口も多かったそうです。私の住む富山県呉羽山でも数軒の養蜂家がミツバチを飼い、生業として生活していたと聞いています。
その後、砂糖や安価な中国産ハチミツに押されて国産ハチミツの生産量や消費量は減りはじめ、平成2年以降の国内自給率は6~7%台で推移しています。富山県呉羽山で養蜂業を営むのは我が家一軒だけとなっています。

平成25年養蜂振興法に基づく届出の基準が変わり、趣味で養蜂をしている人もすべて届出をすることとなりました。そのため、数の上では増えていますがそのほとんどは退職後趣味としてミツバチを飼い始めた人であり、養蜂家の平均年齢は60代。今後10年後20年後を考えると、このままでいいのだろうか思ってしまいます。

若さも力もある養蜂家の数は減り続けています。
そんな中、幸運にも我が家は私と息子で養蜂に取り組むことができました。
ミツバチを通じて収入を得る手段は2通りあり、1つはハチミツを採って販売すること、もう1つは施設園芸といわれる分野にミツバチを販売あるいはレンタルすることです。ハウスで栽培するメロンやイチゴなどの交配のためにミツバチそのものが販売されているのです。
この二通りの方法をもって安定した事業として取り組んでゆきたいと思っています。

ミツバチは花の蜜と花粉だけを食べて生きています。
なにかの命を奪って生きているわけではなく、命を産み出すお手伝い(交配)をすることで生きています。そういう生き方もあって良いのだという意外さと、巣箱から花を求めて飛び立つその楽しげな様子に、心おどります。
私がミツバチを置いている畑は背後には緑豊かな山があり、北を見ると日本海が見渡せる場所です。ゆっくり眺めることは少ないですが、そのひと時、養蜂を選んでよかったと感じます。
・・・・・・・・・
ありがとうございました!
事務局メンバーでフライングしてさっそく試してみました(^_^)v。シンプルな中にも味わい深く、保存が利く便利なレシピですね。
池田さんが緑豊かな自然の中でミツバチを愛おしむ光景が目に浮かんでくるようで、ほっこりします。息子さんとともに日本の養蜂とはちみつを守るため、これからも頑張ってくださ~い!!

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