2020.10.26
【農業女子メンバーのSDGs 第14回 SDGsを身近なものに。「その2 農業体験から”食”と”農業”の大切さを教える」】
by農業女子プロジェクト事務局
国連で掲げられたSDGs(エスディージーズ)。
SDGsは、Sustainable Development Goals のことで、日本語では、「持続可能な開発目標」と訳されています。
農業女子PJは、本コンテンツにて農業女子PJメンバーが取り組むSDGsを発信しています。
農業女子PJメンバーやステークホルダーの皆様に農業女子の取組やSDGsページをご覧いただくことで、
SDGsを少しでも身近に感じ、自分事として考えるきっかけになればと思います。
今回は、富山県「ハーブガーデン平田」の金丸晴美さんのSDGsの取組を紹介します!
金丸さんの活動は、農業女子PJが掲げた『農業者のわたしたちにできる5つのこと』の「その2 農業体験から”食”と”農業”の大切さを教える」に繋がっています。
Q1. 金丸さんのSDGsテーマを教えてください。
「たくさんの人をハーブで元気にする!」ために、
「子どもたちにもっと園芸教育を!」 「地域にもっと薬草ガーデンを!」の2つを実践しています。
SDGsの4. 質の高い教育をみんなに 12.つくる責任使う責任 15. 陸の豊かさを守ろう と 5ジェンダー平等を実現しよう、につながっています。
Q2. テーマの目的・課題を教えてください。
情操教育において幼児期からの自然体験活動は大変重要です。
土や植物に触れ、自然を美しいと感じる心が育ちます。五感が刺激され感性も豊かになるでしょう。
今の社会では子どもたちは外で遊ぶことも減り、自然に触れる機会が少なくなってきているよう感じます。
ちょっとした疲れに、気持ちの切り替えに、昔からの薬草の知恵など自分も家族にも処方できる「薬草ガーデン」があれば、家庭みんなが元気になると思います。
薬草ガーデンが地域に広がれば地域全体が元気に!日本中に広がれば日本全体が元気になるのでは・・・そう考えます!
生活を豊かにする薬草の活用法をどう広く伝えることができるか。日本の昔からの薬草の知恵が受け継がれていない状況にあると考えています。
Q3. Q1のテーマについて、実際にどのようなことを行いましたか?
幼稚園での親子のハーブ教室
小・中学校、高校でのハーブの授業
14歳の就業体験受け入れ
子どものための植栽の提案
ハーブ畑での体験教室
エコを取り入れたハーブ教室
環境にやさしいパッケージでの販売
農薬や化学肥料を使わない栽培
Q4. 目的の達成に向けて、苦労したことを教えてください。
小学校にお願いし、ハーブ花壇を作らせてもらったものの、長年活用されない時期がありました。
学校などへの働きかけも、商品開発など新しいことに取り組むときも、自分一人での決断や行動に少し勇気が入ります。他にはあまり苦労はありません。
Q5. 達成度合はいかがでしょうか?新たな課題を見つけられていたら教えてください。
小学校での活動は120%達成! 先生方の協力に感謝です。
総合学習で園芸を取り上げていただいてからは、子どもたちがハーブ花壇を管理しています。
ハーブを育て収穫しタネ採りまでを体験したり、お茶や料理、ポプリなどに活用したり、学習発表会でもハーブについての演劇や発表があります。
給食にもハーブメニューが出てきます。先生方も癒されています!
園芸を通して子どもたちが得た発見やトキメキ、達成感や自信は、素敵な大人になるための一歩だと思います。
また、子どもたちから家族の人たちにハーブの魅力が伝わっているでしょうから、この地域にはきっとハーブ好きの人がたくさんいらっしゃると思います。
Q6. 持続可能な社会の実現のために、もっと調整してみたいことがあれば教えてください。
それぞれの地域の農家さんたちが、もっと教育現場に入っていくことができれば素敵だなと思います。
地域の人が集まって何でも(良いこと探しや課題解決も)話すことができる場があればと考えています。
Q7. 最後に一言お願いします!
ハーブを通して、子どもも大人も元気になれる活動をもっともっと広げていきまーす!
心が疲れてしまった時は、ハーブ畑にどうぞいらしてくださーい!
金丸さん、ありがとうございました。
小さい頃から、草木や花、土に触れる機会は、重要ですよね!
ハーブを通じた地域を巻き込んだ活動のご紹介ありがとうございました。
引き続き、SDGs達成に向けた活動よろしくお願いいたします。
私もハーブで癒やされたいです!!
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