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2018.04.25

【私、農業女子に入りました。第28回】

by農業女子プロジェクト事務局

今回は埼玉県の飯島千春さんを紹介します!

飯島さんは埼玉へのお引っ越しを機にトントン拍子で農業界へ・・・なかなかおもしろい作物の栽培からスタートされました。

では飯島さん、よろしくおねがいします!

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はじめまして。埼玉県鳩山町で新規就農しました飯島 千春(いいじま ちはる)と申します。

出身は群馬県みなかみ町です。夫は会社員で、中学生と小学生の息子の4人家族です。

Q:農業を始めたきっかけは?

A:『農業をやったら?』夫からそんな言葉が出たのは3年前のことでした。

私たち家族は3年前に神奈川県藤沢市から埼玉県鳩山町に移住してきました。

今まで仕事といったら、アパレルの販売員などの接客業しかやったことがなかったので、突拍子もないことを言う夫に私は戸惑いながらも、家庭菜園程度の野菜作りを始めました。何年も使っていなかった畑を鍬一本で耕すことから始め、やり方もわからずネットで調べては試行錯誤しながらなんとか10種類程の野菜を収穫することができました。初めて作った野菜は虫食いはあるし、不格好でしたが、食べる時に畑からとるので新鮮で美味しく、農業の魅力にどんどん引き込まれていきました。

Q:販売用に作った最初の作物は?

A:コアラ用のユーカリです。

どんどん農業にはまり、県主催の農業の法人見学会に参加し、そこで運命的な出会いがありました。入間の「加藤ファーム」さんを見学し、その後研修させていただくことになりました。加藤ファームさんは県立こども動物自然公園のコアラのユーカリを栽培しておられたのですが、研修後に、ユーカリを植えられる土地を貸してくれる方を紹介してくれることになり、その土地を借り、ユーカリの委託栽培を開始しました。加藤ファームさんとの出会いにより、トントン拍子に農業を始めることができたのです。

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Q:今はご自身の農場を経営されているのですね?

A:加藤ファームでの研修の翌年には埼玉県農業大学校に入学し、卒業後に認定新規就農者になりました。埼玉県特産の「ねぎ」を栽培することにし、四苦八苦しながらも今年の秋冬ねぎ20aを栽培、スーパーや直売所で販売をしました。まずはたくさんの方に覚えてもらうために、屋号は私の名前を使った『ちはるふぁーむ』に決め、アートディレクターの菅沼朋香さんにコアラを使ったロゴを作ってもらいました。

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すると思っていた以上に売り上げも上がり、いろんな方から美味しいという声がけをいただくことができました。また、「ときがわカンパニー」さんが主催している比企起業塾という起業家を育てる取り組みの中で、先輩起業家として皆さんにお話をする機会をいただきました。私にとって、改めて農家も起業家なんだと言う事を実感できた経験でした。

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Q:将来の夢を教えてください。

A:今年は就農2年目。夏ねぎから秋冬ねぎで60aに拡大します。並行してユーカリの栽培管理、比企(ひき)の特産の特産ののらぼう菜の栽培を継続していきます。将来的にはねぎを周年で栽培できるようになる事、ハーブを栽培し、バンカープランツにする(※)とともに、販売もしたいと考えています。加工品も挑戦したいです。

また、畑アートのような取り組みもして地域活性に貢献できたらと思っています。耕作放棄地を借りて畑として綺麗に使っていくことで里山の風景を維持していければいいなと考えています。

※主作物の周囲に地域に土着する天敵 昆虫等を増殖・温存する作物を植栽する取組

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Q:最後に一言どうぞ

A:新規就農で地縁のない私たちを温かく迎え入れてくれた地元の方々、畑を快く貸してくださっている地主さん、ちはるふぁーむの野菜を購入してくださっているお客様、たくさんの方に感謝しながらこれからも面白くて個性的で魅力的な農業を全力でやっていこうと思っています。応援よろしくお願いします!

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飯島さん、ありがとうございました!これからも色々なことに挑戦してくださいね!

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