農業女子PJ SDGsへの
取り組み

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2018.07.18

【私、農業女子PJに入りました。第40回】

by農業女子プロジェクト事務局

西日本を中心とした集中豪雨により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

40回目を迎える今回は、岐阜県の杉谷朋美さんをご紹介します。

杉谷さんの畑も被害がありましたが、今できることやこれからできることに

前向きに取り組みたいという強い気持ちで、今回の原稿を書いてくださいました。

一日も早い復旧を強く願います。

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Q:自己紹介をお願いします。

A:はじめまして。杉谷 朋美です。飛騨市にある棚田と板倉の里である、宮川町種蔵集落で農業を営んでいます。昔ながらの里山の環境の中、石づくりの棚田で露地野菜を作っています。

現在、高齢化や人口減少・後継者不足に悩み耕作放棄が増えてきた場所で、親戚やもともとの家系の出生地としてご縁があり昨年から単身で農業を始めました。小規模で多品目多品種栽培に挑戦しています。

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Q:どんな作物を作っているのですか?

A:今年は、スナップエンドウ・みょうが・えごま・根菜類を栽培しています。

みょうがは40年前から種蔵で栽培されています。他に伝統野菜として種蔵紅かぶという中まで赤いかぶの栽培も継承しています。もともと栽培されていた野菜の他に、栽培適性があるかどうかを確認しながら、友人や知り合いから依頼された野菜の栽培にも挑戦しています。

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Q:農業を始めたきっかけは?

A:大学卒業後、2年間中学校で技術の講師をしていました。畑で野菜を作る授業を教えていた時に、普段見せない子供たちの生き生きとした笑顔や、野菜が成長し収穫できるようになった時の喜びを感じた子供たちの笑顔が私も楽しく、しっかりと子供たちに栽培を教えたい!地域に返せる子どもを育てるような教育をしたいと思い、本格的に農業の勉強を始めました。

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Q:農業をやっていて感じる喜びはどんな時に感じますか?

A:実際に野菜や農産物ができた喜びと、食べた人からおいしいという一言をいってもらえた時がうれしいです。あと、3歳になる甥っ子がお手伝いをしてくれる時の「とれたよ!」っていうドヤ顔は喜びですね!

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Q:農園のこだわり、目指している姿は?

A:この種蔵という地域にあった野菜作りと、食育に興味があるファミリーが気軽に来て農業体験したり、とれたての野菜を食べたりして、この種蔵という里山の自然や観光を満喫してもらえる場所づくりを目指しています。

Q:将来の夢を教えてください。

A: 子どもたちが農業をやりたいと思える環境づくりと、研究してきたブルーベリーを地域に広め、小豆島がオリーブの街づくりをしたように種蔵をブルーベリーの町にできたら面白いなと思ってます。

個人的には、自分の作った野菜や果物でウエディングケーキを作ることが夢ですね笑

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Q:最後に一言どうぞ

A:周りを山に囲まれた昔ながらの里山“飛騨市種蔵”で農業をしています。里山暮らしに関心のある方や癒しを求めている方はぜひお越しください!また、飛騨市では『ふるさと種蔵村』として村民を募集していますので、ご関心がある方は、村民加入お待ちしています(笑)

https://www.city.hida.gifu.jp/soshiki/46/6203.html

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杉谷さん、ありがとうございます!!

笑顔で夢に向かってひたむきに頑張る姿は、きっと種蔵の住民の皆さんの支えになっていることと思います。困難なこともあろうと思いますが、一歩ずつ、一歩ずつ、前に進めることを願っております。

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