2018.10.31
【私、農業女子PJに入りました。第54回】
by農業女子プロジェクト事務局
今回は、新潟県上越市にある「おおた農場」(有限会社おおた)の太田和枝(おおた かずえ)さんをご紹介します!
太田さんは、お米の生産・販売に加えて、米粉パンのお店「ごはん屋カフェCome&co.」(コメコ)を昨年開業し、6次産業化にも取り組んでいます。
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- 自己紹介をお願いします。
こんにちは。私は専業農家の長女として生まれ、絶対に農家は継がない!!と決めていたのですが、運命には逆らえず、なぜか夫とともに就農して20年が経ちました。法人化に取り組み、農閑期には、全国各地に出掛けてお米の販売を行っています。
夫と共に頑張っていますが、田舎あるあるの「田んぼに出ていないと遊んでいる!!」と思われ、事務・精米・配達・配送どれも大事な仕事なのにわかってもらえず、悶々としていました。
自分の居場所が欲しい!認めて欲しい!と思い、昨年6月に自家米コシヒカリを使った米粉パンのお店「ごぱん屋カフェCome&co.(コメコ)」を開業し6次産業化に取り組んでいます。
- 農業女子PJに、入ろうと思ったきっかけは?
農業女子の人たちは、どんな風に農業をしているのだろう?本当に農業が好きなのかな?いろんな農業を知りたい、つながりたいと思ったのがきっかけです。
- 農業を始めたきっかけは?
農家の跡取りでしたが農業は好きになれずOLとして働いていました。結婚して子供が生まれ少し落ち着いたころ、もうすぐ稲刈りという時期に父が倒れてしまい、夫と共に就農することになりました。父はなんとその後ピンピンと元気になり、今でも田植え機やコンバインを乗りこなしています。だまされたなぁって感じです(笑)
- 農業をしていて楽しいこと、厳しいことは?
楽しいことは、各地の百貨店で開催される物産展に参加してたくさんのお客様に会えることですね。楽しいというより嬉しいことです。厳しいことは、自分の代わりはいないことかな。自営業ならではです。
今年の7月に長男が結婚し夫婦で就農してくれました。夫婦そろって看護師をしていたのですが、農業の世界に飛び込んできてくれました。
父が専業農家として頑張り、夫が米の販路を開拓。6次産業化に取り組み、そして長男夫婦が受け継いでくれる・・・どんな風になっていくのかはマダマダ想像できません。
後継者不足と言われている農業ですが、長男夫婦が就農したからには、ますます家族・従業員とともに頑張り発展させていきたいですね。
米粉パンのお店 ごぱん屋カフェCome&co.が、おおた農場の発信の場所となるようにしたいです。
- これから農業女子PJで取り組みたいことは?
稲作も楽しい農業・かっこいい農業と言われるような取り組みができたらいいですね。
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太田和枝さんありがとうございました。
お米の生産・販売から、6次産業化。家族・従業員が一丸となってチャレンジを続ける太田さんの益々のご活躍に期待しています。
↓ごぱん屋カフェCome&co. FB
https://www.facebook.com/gopanyacafecomeco/
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