2019.03.06
【私、農業女子PJに入りました。 第71回】
by農業女子プロジェクト事務局
本日は、長野県で主にりんごを生産している、福嶋 子真(ふくしま しま)さんをご紹介します。
ご結婚をきっかけに就農されたそうですが、農業にかける熱い情熱が伝わってきます!
それでは福嶋さん、よろしくお願いします!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はじめまして☆『信州安曇野 フレンドファーム』の福嶋です。
私は、母の影響で幼い頃から食への興味関心が強く、学生時代のアルバイトや職務経験を合わせると計17年間「食」の世界で経験やスキルを培ってきました。
これまで製菓メーカーの営業開発、東日本大震災後は、NPO法人で東北の仮設住宅を訪れ東北の食を活かした料理教室や海産物の商品開発、その後老舗和菓子メーカーの通販事業に就きweb販売やSNS戦略などの経験を積んできました。
これらに共通することは「価値ある商品をつくる」「価値を伝える」「消費者との繋がりを構築する」ということです。
出会った人、仕事、経験はどれも今に繋がる自分の財産になっています。
父の実家が桃農家だったことや、もともと「食」「自然」「人」が好きで、食に関わる仕事に携わり、「家庭と仕事を両立して一生仕事を続けていける道」を模索していく中で、農業に魅力を感じました!
縁があって、果樹農家の夫と出会い結婚。 今は「食」の分野で
【仕事(世の中で必要とされる事=must)】 【志事(will)】 【私事(好きで得意とする事=can)】
を実現するために農業女子の一歩を歩み始めました。
栽培面、販売面など、一人前になれるよう勉強の日々です!
◆農業女子PJに入ろうと思ったきっかけは?
野菜ソムリエの講座を受講している時、パンフレットでプロジェクトのことを知りました。
女性の視点や感性を活かした生産、販売、交流の場は、これからの時代とても可能性を感じています。
一人ひとりが集まり、知識や経験を共有することで、お互いが力を発揮し、農業界、食の世界、地域の活性化に通じていくと感じています。
女性が活躍できる職業として農業をPRするためにも、皆様と一緒に考えながら、この分野を盛り上げていきたいと思っています。
◆安曇野の良いところを教えてください!
移住してまだ1年経っていませんが・・・何と言っても「人」「自然」が安曇野の自慢です!
若手就農者・移住者も多く、同業の仲間は「ライバル」というより「助け合い、支え合い、高め合える同志」のような存在。
アルプスに囲まれていて果樹園も多く、景色・空気・水もよく、作物も人ものびのび育つ恵まれた環境です☆
果樹が開花を迎える春、都心部より涼しく朝晩は過ごしやすい夏、果樹の収穫最盛期を迎える秋、アルプスが雪化粧に変わる冬。どの季節もお勧めですが、個人的には夏〜秋が◎!!
山登りが好きなので、信州の自然を堪能するにはベストシーズン♪
◆こだわりの作物は?
王道ですが、やはり【りんご】です!
樹上でほぼ完熟状態で収穫するので、甘さや風味がのって格別です☆
特に、当園で力を入れているPinkLady™は、日本では44名(2018年現在)しか生産していない希少なりんごです。濃いピンク色に色づき、バラを思わせる華やかな香りがあり、濃い甘みと酸味は「まるでシャンパンのような味わい」と言われ、オーストラリアやヨーロッパではメジャーで人気のある品種です。
他に【プルーン】【桃】【枝豆】【とうもろこし】【梨】【さつまいも】【栗】です!
寒暖差のある気候が、作物本来の甘みをぐっと引き出してくれるのが特徴です。
どれも作物にとってベストな時期を見ながら収穫しているので、産地直送の強みを活かした流通で、全国の皆様にこの美味しさをおすそわけしていきたいと日々願っています。
特にプルーンは絶品♪プルーンの生産量は長野県が全国1位です。
是非一度、お試しいただきたいです。
◆これから取り組みたいことを教えてください!
〇商品の価値を正しく伝える場づくり(SNS、マルシェなどの対面販売、イベントなど)
〇体験型イベント・交流の場づくり(農業体験、農家民泊、アグリツアーなど)
「人」「自然」「食」が好きなので、この3つをリンクさせたイベントなどもやってみたいです。(例えば、果樹園で畑ヨガ→収穫体験→農園ピクニック・カフェ♪など)
農業が女性の力が発揮され活躍できる場として認知され、「選ばれる仕事」として魅力を感じる職業になるよう、農業と食、地域の活性化に繋げていきたいです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
福嶋さんありがとうございました。
シャンパンのような味わい…。PinkLady気になります!!
イベントやマルシェ出店など、農業女子PJの活動を通して、更なるご活躍をお祈りしております。
関連する記事
最新の記事
-
ピックアップ記事が入ります。
-
東海農政局 2024.09.09
-
九州農政局 2024.09.06
-
九州農政局 2024.09.06
-
東北農政局 2024.07.31