2019.04.17
【私、農業女子PJに入りました。 第77回】
by農業女子プロジェクト事務局
今回は京都府綾部市の立松季久江さんをご紹介します!
今の仕事を始めるまで土も触ったことがなかったという立松さん。食の未来を変える仕事がしたい、と名古屋から京都に移住し、“ともときファーム丹波”の一員として農業の世界に飛び込みました。前職での様々な経験を生かして、食の大切さを伝える食育セミナーや農業体験イベントなどを積極的に企画されています!
それでは立松さん、どうぞよろしくお願いします!
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■自己紹介をどうぞ!
初めまして
京都府綾部市在住の、立松季久江です。
愛知県名古屋市から7年前に京都に移住して、野菜の生産販売をしています。
農薬や化学肥料、動物性肥料を一切使わず、40〜60種類の旬の野菜と、米を生産販売しています。
■自慢の農産物を教えてください!
お客様に大変人気なのは、葉付きニンジンと、ケールです。
甘くて味が濃いといつも売り切れます。
他の地域にない黒豆の枝豆は、秋の人気商品です。
■農業をはじめたきっかけは?
過去に20kgダイエットしたことがきっかけで、食に興味を持ち栄養士になり、食品会社や病院で勤めていましたが、その後、手に職をつけたくて、ソムリエの勉強や、イベント音響、英会話の仕事などあらゆる職種で働いていました。
そしてある日、農業体験に友人から誘われて行った“ともときファーム丹波”で、「本来の食を作って普及させる、未来の子供たちのために病気のない社会を作る」というビジョンを聞き、共感した私は、こんな食の未来を変える仕事がしたいと、名古屋から京都に移住し、土も触ったことのない素人状態で農業の世界に入りました。
■農業女子PJに参加したきっかけは?
一昨年、(一社)日本能率協会が主催する次世代リーダー育成塾に参加し農業経営の勉強をした時に、農業女子PJのことを知りました。
PJに参加している皆さんの話を聞き、女性農業者の方が活躍していることを知って、自分も関わってみたいと思いました。
■農業をしていて楽しいこと、厳しいことは?
ほ場は元々田んぼだったところが多く、また開墾した畑もあり、石が多く粘土質で水はけの悪い土地で、どこも土壌改良に3〜5年ほどかかりました。その間は、ほとんどまともに野菜が収穫できませんでした。そんな状況からのスタートでしたので、最初にニンジンや、キャベツなど形がしっかりしたものができたときはとても嬉しかったです。
■これからの目標を教えてください
農薬や化学肥料を使っていない野菜が、ヨーロッパのようにもっと普通にスーパーマーケットに並ぶよう普及させたいです。
その一歩として、食の大切さについてもっとたくさんの方に知ってほしいと思い、今年からセミナーやイベントを始めました。イベントでは農業体験イベントや菜園教室、料理などを企画しています。セミナーは、私がほとんど講師を勤めますが、前回はお客様からのリクエストもあって、食の断捨離セミナーをしました。来月からは食育系のセミナーを、いろいろな切り口でお伝えする形で企画しています。
今年はたくさんの方に来てもらいたいと思っていますので、イベントやセミナーも数多く実施予定です。
また、本も2冊目を出版しようと準備しています。
■これから農業女子PJで取り組みたいことは何ですか?
まだあまり参加できていないので、今後は活躍している皆さんの背中を追いながら、できることからチャレンジしていきたいと思っています。
■最後にひとこと!
まだまだ農業暦も浅く、勉強不足のところもありますが、これから経験を積んで、もっといろいろな活動に参加できるように頑張っていきたいと思っています。
今後もどうぞ、よろしくお願いいたします。
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ありがとうございました!
食の大切さを伝えるため、セミナーやイベント、そして本まで出版されているとは!様々な職種を勉強された経験や、条件の悪い土地からスタートした農薬や化学肥料を使わない栽培の確立など、立松さんのエピソードからは持ち前のバイタリティが感じられますね。素敵です!
今後の益々の活躍を、応援しております!
そんな立松さんの農業との歩みは、著書のほか、マイナビ農業の農業女子PJメンバー特集でもご紹介されています。
▼こちらから(マイナビ農業【農業女子PJメンバーインタビュー】リンク)
https://agri.mynavi.jp/topic/nougyoujoshi/interview18/
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▼PJメンバープロフィールページ「立松季久江」
http://194.91.0.144/wp/member/m_detail/845/
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