農業女子PJ SDGsへの
取り組み

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2019.05.29

【私、農業女子PJに入りました。第82回】

by農業女子プロジェクト事務局

今回は、福島県いわき市の佐藤昌子(さとうしょうこ)さんをご紹介します。

佐藤さんは、昨年新規就農され、 エディブルフラワー・ハーブを中心に果物・山菜等も栽培されています。また、安全&安心+美味しい物を家族へ届けたいという強い想いで農業に取り組まれています。

それでは、佐藤さんよろしくお願いします。

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☆自己紹介をお願いします。

新規就農者というと若い方が多いかもしれませんが、50代で農業の世界へ飛び込みました!

以前からハーブ等が好きで「無農薬」「無化学肥料」で育てていましたが、就農時は、無い無い尽くしで、まず圃場を借りることから始め、圃場の特徴や「旬」に合った、そして「私が食べたい」と思う物を中心に、チャレンジ精神で皆様のリクエストにもお応えしながら農業をしております。

女性でも、中高年でも、無い無い尽くしでも農業を始めることができます!因みに、農業機械は所有せず、お借りしたり、お願いしたり、外注で作業をしています。女性が農業を身近な職業として感じ、就農する方が増えたら嬉しいです!

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☆どんな作物や加工品を作っていますか。

主にエディブルフラワー・ハーブです。他、珍しい野菜や、借りている圃場に元々ある果物・山菜等も管理。 エディブルフラワーは、ハウスで生産をしている方が多い中、露地ならではのちょっと変わった品種を選定しています。加工施設はありませんが、様々な連携を大切にしながら、「心身への栄養」となり、又、身体への害を考慮した商品6次化商品開発もしています。

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☆農業を始めたきっかけは何でしたか。

エディブルフラワーやハーブ等は「心身への栄養」があると思います。見て・食べて・嬉しいエディブルフラワーを、より多くの方に知って欲しい!癒しを感じて欲しい!家族へ届ける思いと同じく、皆様へ「健康」も提供したい!と思い2018年に就農しました。

農産物も食生活において無くてはならない存在であり、健康を語る上でも重要です。福祉関係の仕事をしていた経験から、健康を害する食生活を目の当りにし「心身共に健康」でこそ幸せを感じられると実感。次世代を担う方々の健康が維持できるよう応援したいと思っております。

☆農業への想い(こだわり)を教えてください。

「無農薬」「無化学肥料」で2反から始め、、廃菌床等での「炭素循環農法」や、無肥料での「自然農法」へ至り、1年で8反に拡大しました。自然土の力で元気に育った、雑味の無い農産物「本来の味」を多くの方へ味わって頂きたいです!

土は購入するのでは無く「作る」を重視し、又、日本では有機種苗が非常に少なく、自家採種にも積極的に取組み、固定種・在来種等を守っていきたいと考えています。

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☆農業をしていて楽しいこと、苦しいことは何ですか。

新規就農者は、農業は苦しくもあり、楽しくもあります。毎日が勉強であり、農産物を生産・販売・6次化などに取り組んでいると、時間に追われ1年があっという間でした。農業の知識や経験が無い分、周囲から助けられ、発見や情報に感激し、又、奥深さを感じる日々です。

いわき市は震災後『猪』が増えていて、対応に苦慮しています。

☆農業女子PJに、入ろうと思ったきっかけを教えてください。

これまで多くの方々との出会いの中で農業女子PJメンバーの方々と交流を持ち、溢れるパワーや女性ならではのアイデア等を吸収したいと思い参加しました。「心身への栄養」を考えた時、食と健康は切り離せません。オーガニックにまつわる勉強もしつつ、その大切さを広めていきたいです。

☆これから農業女子PJに期待することは何ですか。

繋がりの輪を広げることで、1人ではできないことも解決に結び付くことが多々あり、交流の大切さを感じております。

農業女子PJでの繋がりを通じ、勉強やコラボ等もしていきたいと思います。全国、地方や県での交流の場が増えたら嬉しいです。

☆将来の目標を教えてください。

いわき市も耕作放棄地・遊休農地が多く、震災後更に増加しており、高齢化も進んでいます。農業を通して地域や社会への貢献と活性化を図り、「食べる秋桜畑」や「食べる向日葵畑」等を観光化し、「自宅から見る、食べられる花の庭」をイメージした畑に、ファミリーが何時でも遊びに来れる様なファームにしたいと思ってます。

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☆その他、ぜひ皆さんに聞いて欲しいことがあればお願いします。

安全&安心+美味しい物を家族へ届けたい。その思いと同じく、皆様へ提供して参ります。

皆様もご家族を思う気持ちは無限かと思いますが、食べ物が私達の身体を作ることを念頭に、FUKUSHIMAだからこそ安全&安心を願いつつ、取り組んでいきます。

最後に、新米就農者ですが、その視点からお役に立てたら嬉しいです。よろしくお願いします

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佐藤様、ありがとうございました。ぜひ、農業女子PJでの積極的な取り組みをご期待しています。メンバーの自主的な活動を応援していますので、こんなことがしたい!ということがありましたら、ぜひ事務局へご提案ください。これからもよろしくお願いいたします。

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