2019.07.03
【私、農業女子PJに入りました。 第87回】
by農業女子プロジェクト事務局
今回は兵庫県南あわじ市の堤 由美さんをご紹介します!
「やらせてください!」と自ら夫の実家の農業を手伝い始めた堤さん。淡路島の農業と農業女子をもっと活性化させるため、農業だけでなく地域のグループづくりやSNS発信など、積極的に活躍中です!
それではどうぞよろしくお願いします!
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――自己紹介をお願いします!
“南あわじ農業女子部~Girl's Farmer~”のメンバー、堤ファームの堤 由美です。
神戸市生まれ。2008年30 才のとき、兵庫県の淡路島にある南あわじ市に嫁ぎました。
――自慢の農産物は何ですか?
野菜全般!たまねぎ、レタス、白菜、キャベツ、人参、みかん、ぶどう、ブルーベリー、びわ、などなどなどなど!
市場にほとんど出回りませんが、米も自慢です!
――農業をはじめたきっかけは?
夫(農家の長男)はサラリーマンで、街から田舎に来た私は結婚当初、昼間ずっと暇でした。神戸三宮で飲食店を経営していたので、淡路島の食材の良さをリスペクトしていました。その淡路島の農家に嫁いだので、農業にとても興味があったのですが、夫の父と母は都会から来た私に農業をさせまいと気遣ってくれていました。のどかなスローライフも2ヶ月もすると飽きたので「やらせてください」と申し出て、自らの意思で手伝い始めました!
――結婚を機に自分から農業の世界に飛び込んだのですね!その後は??
毎日母と父について農家をするようになりました。はじめは作業や段取りに慣れるまで戸惑いや、体力的にも大変なことも多かったですが、農業ができる環境が嬉しくて農作業は楽しかったです。
うちは 1 町 2 反の農家で、同規模の農家も多く、農協や青果店に出荷していますが、自分達が作った野菜の価値を自分達で決められないことに違和感を感じました。淡路島の農作物はどれも美味しく、農家として直接消費者と繋がり、もっと強気で自立した農家を目指したいと思い始めました。
後継者や遊休地など農家を取り巻く問題も多く、次世代を担う同世代の農家の嫁や娘さんには、農業に対して消極的な人が多いように思いました。どうにか農業が楽しく生産性があり、やりがいもあってカッコいい職業にならないかと考え 、SNS などで発信するようになりました。
これまでの農業も大事にしつつ、これからの時代やコミュニティーに合った、新しい農業の形や可能性があるんじゃないかと考えていたところ、4 年前に南あわじ市が農業女子のグループに助成を行い農業を活性化させようとする取組が始まりました。
これを活用し、地域の同世代の農家の次世代を担うママ友と、長年農業をして来た現場のプロの母たちを巻き込んで、『南あわじ農業女子部~Girl's Farmer~』を結成。試行錯誤しながら、新しい取組にチャレンジしています。
2018 年には農水省の『女性農業コミュニティリーダー塾』に参加、全国から参加している受講生のの話を聞き、大変刺激を受けました。
そこで考え感じたことを地元に持ち帰り、まずは地域の女性農業者と繋がろうと、今年 2 月に 20 人ほどで『AWAJI プラチナ農業女子グループ』を立ち上げました。
地域で頑張っている農業女子の交流会や勉強会を開催するほか、プロモーション映像やパフレットを製作。自らが広告塔となり、都会へのマルシェ出店やマスコミを通じ農業を PR するなど、淡路島の農業をより活性化させるため、精力的に活動を始めています 。
――農業女子 PJ に参加したきっかけは何ですか?
淡路島の、というより、我が家の農業しか知らなかったので、日本にはどんな女性農業者が、どのように活躍しているのか知りたかったですし、『女性農業コミュニティリーダー塾』でたくさんの輝いている女性達と知り合い、私も頑張っていきたいと思っていたからです!
――農業をしていて楽しいこと、厳しいことは?
収穫ができるまでの作物の成長が楽しい!
自分達が食べる食材を、畑に取りに行けるなんて素晴らしいし、それを使って料理できることが楽しい! 私たちが作った野菜を喜んで購入し、美味しいといって食べてくれる人がいることが嬉しい!
難しいのは、自然との戦い。
――これからの目標は何ですか?
今までどおり、地道な農作業を楽しくやりながら、淡路島の農業女子はキラキラ輝いてると、たくさんの人に知ってもらう!
農業はおしゃれでかっこいい仕事だというイメージになるように農業女子自らが広告塔となり、農業をアピールしきちんと収入をあげ、農業をしたいという若者を増やす!
――これから農業女子 PJ で取り組みたいことは何ですか?
全国の農業女子と意見交換、交流会や、農業のイメージアップになるようなイベントや活動に取り組みたいです。
――最後にひとこと!
農業は楽しいです!仕事としてもやりがいがあって魅力的!! 農業女子はキラキラしていてカッコいい!!
生きていく上で大切な『食』!その『食』を支える農業に携わり、野菜を自分で育てて収穫して食卓に出す、本当に最高です!
農業女子 Pj に参加させていただく縁をいただいたので、この素晴らしさをどんどん伝えていきたいです!!!
淡路島で、いけてる農業女子たちがキラキラ輝いて農業をしている事もたくさんの方にも知っていただきたいです!!
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ありがとうございました!
堤さんが発信する農業を楽しむ姿をみていると、なんだかこちらまで農業がワクワクしてきますね。
外の世界で学んだことをしっかりと地域での活動に活かしていて流石です。
これからの活躍を応援しています!
ご紹介のあった農業女子グループのFacebookページはこちら!
「AWAJプラチナ農業女子グループ」のFacebookからは、農業・農業女子の魅力満点のプロモーション動画が視聴できます。皆さんぜひご覧ください!
■『南あわじ農業女子部~Girl's Farmer~』
https://www.facebook.com/minamiawajinougyoujoshi/
■『AWAJI プラチナ農業女子グループ』
https://www.facebook.com/platinum.nougyou/
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