農業女子PJ SDGsへの
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2019.11.06

【私、農業女子PJに入りました。 第105回】

by農業女子プロジェクト事務局

今回は東京都八王子市の菱山まり子さんをご紹介します。

菱山さんは結婚を機に就農し、現在、枝豆、トマトなどの野菜を生産しています。

それでは、菱山さん よろしくお願いします。

 

・自己紹介をどうぞ。
菱山まり子、50歳です。菱山ファーム(自宅直売所)を中心に、道の駅、農協直売所、保育園の給食、飲食店などに野菜を卸しています。神楽坂食育マルシェには月に一度、定期的に参加しています。人気商品は枝豆、とうもろこし、カブ、大根など。およそ50種類を栽培しています。その他、切り花、タクアンなど販売品目の充実を目指しています。

01

・農業をはじめたきっかけはなんですか?

結婚した時、夫はサラリーマン。結婚を機に2人で寿退職。夫は実家に就農。私は同居によって家事が忙しくなり、当初畑に行くつもりは全くなかったのです。でも、畑の景色の美しさや家族総出で行う調整作業の協働感が嬉しくて、お節介を焼いているうちに病みつきに。種を蒔き、育て、ラッピングして自信を持ってお客様に直接買っていただくという、生産から販売全部やる面白さが新鮮だったのです。今までは組織の一部分で働いていただけだったから。

 

・農業女子PJに参加した理由は?

女性農業コミュニティーリーダー塾に参加した折に勧められて参加しました。

普段ほとんどが夫の野菜のお手伝いですが、切り花は私の担当です。八王子直売切り花研究会の会長になったので、仲間と共に保育園で花育活動を行っています。また、小学校の卒業式の花束を用意させてもらうなど地域に貢献できる花作りが出来てきているように思っています。
義母の代から引き継いだタクアン漬けには根強い熱烈ファンがいるので、絶やすことのないよう、毎年種まきから、干し作業、たる漬けまで娘の協力の下、頑張っています。

02

・農業をしていて楽しいこと、厳しいことを教えてください。
自然の中で仕事ができることが嬉しいのだと思うのです。OL時代、一日中ビルの中にいてお天気が変わるのも気づかなかったのです。ハイヒールを履き、真夏なのにエアコンの下で膝掛けを使用していました。今は、当たり前の生活の尊さを感じています。空は広くて、空気には香りがある、美しい自然。反面、寒くて暑いし、台風や雪、日照りなど、人知の及ばない影響を受けやすいし、異動はありませんから、ずっとそこで、その立場で戦い続けなくてはいけない‼︎でも、差し引きしても、今の方が、楽しいです。

03

・農業への思いやこだわり、将来の目標を教えてください

美味しい!は、みんなの幸せ。お花が綺麗!という感動は心の栄養。そういった身体や心の糧は畑にあると思うことが多いのです。菱山フアームがご近所さんを元気にするプラットホームになれたら嬉しいです。

菱山ファームは駅から徒歩7分。山も川も近くにあって、不動産屋さんお煎餅屋さん、ガス屋さんや保育園など、地域の商店が少ないながらも集中している貴重な地域なので、直売所として食の発信拠点であると共に、地域のキーステーションの役割も担える直売所になれたらいいなと思っています。街ツアーや、直売所スタンプラリーとか、ご近所の直売所を結ぶのが今の私の夢です。

04

・これから農業女子PJで取り組みたいことは?

今年は、菱山ファームの枝豆やとうもろこし、トマトでジェラートを委託生産しました。

来年はレトルトなどの新商品を開発したいと思っています。

農業女子PJで多様な情報交換と勉強が出来たら、自分のこれからの農業がもっともっと面白くなっていく予感がします。

まだまだ男性仕様の服や機械が多いので、おチビな私にもフィットするものが増えると嬉しいなと期待しています。

 

菱山さん、ありがとうございました。今後益々のご活躍を期待しています!

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