農業女子PJ SDGsへの
取り組み

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2019.12.04

【私、農業女子PJに入りました。第109回】

by農業女子プロジェクト事務局

今回は長野県で野菜を栽培されている堀川さちさんをご紹介します!
地域・産業振興に積極的に取り組まれており、農泊などこれから取り組みたいことが沢山あると伺っています!
それでは堀川さんお願いします!
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◆ 自己紹介をお願いします。
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神奈川県横浜市生まれ。(年齢は内緒)
「すみれ自然農園♥食堂」の耕す調菜人(代表)です。
「おいしい野菜は、きれいな大地から!」を合言葉に、不揃いながらも心体(からだ)に優しい「旬菜」を皆様に提供しています。

2013年 千葉県成田市から長野県上伊那郡飯島町へIターン移住
2016年 新規就農
2017年 「耕す調菜人」として「南信州で一番小さな農家食堂」をオープン
2018年 家族経営協定の締結、長野県エコファーマー認定、肥料販売業者の証を取得
2019年 信州食育発信 3つの星レストラン認定
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現在、オーガニック・アグリ事業をより多様化するため、①野菜の生産販売、②飲食提供、③特殊肥料の生産販売の他に今後、④農業・里山体験に係る教育ファーム事業や⑤企業向け福利厚生事業と⑥農泊事業を展開するために準備中です。
また、飯島町営業部食部会の会員として、地域の活性化と産業の振興に寄与する諸活動にも参加しています。

◆ 農業女子PJに、入ろうと思ったきっかけを教えてください。
農業は、世界人類にとって不可欠な「生命産業」です。
マイナスの3K(きつい・汚い・厳しい)ではなく、プラスの3K(希望・輝き・幸福)を生む産業であるべきだと考えています。
この「プラス」を形作るためには、「農」(生産者)と「食」(消費者)、そして、「農村」と「都市」の距離を縮め、農業の大切さはもとより、これに大きくかかわる自然・景観・文化などの魅力を広く伝える必要があります。

農業女子PJの「農業女子宣言」には・・・、
1. 私たちは、安全で安心な食物を多くの人に届けることを喜びとしています。
2. 私たちは、農業の未来を創るべくチャレンジと努力を惜しみません。
3. 私たちは、農業という仕事の魅力を広く社会に発信していきます。
と明記されていましたので、これに賛同して参加を決意しました。

◆ 農業を始めたきっかけを教えてください。
現在の時勢を鑑み「食」と「農」の問題について長く考えてきました。
そんな中で、本物の元気な野菜を作りたい、食べたい、出回らせたいという思いが少しずつ大きくなったからです。
家庭菜園を少しやりながら、ある時思いました。
「この世の中、なぜ、こんなに病人が増えてしまったのだろう。」と・・・、
普段、食べているものに対して、漠然とした不安が膨らみ、自分で食べるものは、自分で作りたいという思いが強くなり、それだったら、私が農家になって安心できる本物の元気な野菜を作れば良いのだと決意しました。
そして、これからの時代は、環境にやさしい持続可能な農業がふさわしいと思い、御縁があって「1,000 ha自然共生農場基本計画」が設定されている長野県の飯島町で新規就農しました。

◆ 農業をしていて感じることはありますか?
夏の草刈りは、とても大変です。
それでも、ふと水路に流れる「水」の音に涼を感じたり、時折吹く「風」が心地良く感じたりします。
おいしい野菜のためにと一生懸命農作業をしている時に、虫が葉を食べる音が聞こえたりすると「こんな小さな音が聞こえる!」と、「ホッ♪」と一息癒されこともあります。
畑は感動の連続です。図鑑に載っている生きものたちが実際に見られるので楽しくなります。

そして、農業の醍醐味の「収穫」・・・。
手間、暇かけた分、大きな喜びと安心感があります。
収穫したてを調理して頂く・・・。一番の贅沢で野菜の「味」を強く感じることができます。
間引いたニンジンやイモガラなどスーパーマーケットの野菜コーナーにないものを食べることや品種による味比べなど、色々な味を堪能できて大満足です。
また、そんな野菜たちを食事としてお客様にご提供できることも喜びであり、「おいしいね!」の一言は、調菜人としての至福を感じます。

農業は、自然相手。
始めのうちは、「たくさん収穫しよう!」と欲を出して失敗したこともありました。
所詮「人間の力」には限りがありますので、今では天地の循環に逆らわず、無理をしないことも大切だと感じています。

◆ 農産物へのこだわりを教えてください。
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野菜の持ち味は「自然の恵み×野菜の品種×栽培方法」で決まります。
野菜の栽培では、植物由来の堆肥を中心とした有機物を主に使用し、地域内の「生命循環」を図っています。
特に「土作り」では、カブトムシ(幼虫)が作るナメコ廃菌床の完熟堆肥と自家製のもみ殻燻炭で行い、化学合成農薬や有機JASで認定されていない化学肥料、そして、ビニールマルチも使わない環境に優しい「里山農法」で作物を育てています。

この農法は、自然界に広く存在し、あらゆる生物に必要な「炭素」に重点を置いて、施肥という考えより、①「光合成」(炭酸同化作用)という植物が持ち得た自然生産力を大切にし、②炭素分の多い自然物を利用して、多様な「耕地生態系」を作り、③作物と圃場生物を共栄させる、自然にやさしい農法です。
農村の里で身近に手に入る藁(わら)、籾(もみ)、糠(ぬか)、落葉、草、草木灰などを用いるのが特徴です。

◆ これからの目標を教えてください。
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すみれ自然農園♥食堂では、人や環境に負担をかけない「共栄幸福」の積重ねを理想とし、①「創造的な持続自給の確立」②「自然地域との共存共生」③「再生循環の輪の構築と発展」④「芸術・教育と農業の融合」を目標としています。
小農であっても、壮大な「エコ・アグリミュージアム構想」を持ち、里山を資本とした自給農園のオーガニック作物を味わえる農家食堂を通じて、伝統的な地域食や里山・農業体験を提供したいと思っています。

また、「文化と環境を作るのは農業である!」という意識を大切にしながら、これからの時代にふさわしい「ロイヤル・ファーム構想」を広げ、大切な人に安全・安心な作物を提供するソーシャルな活動もしたいと考えています。

◆ これから農業女子PJで取り組みたいことはありますか?
食は「国の礎(いしずえ)」だと考えています。「食」を支える「農」は大切なもの。
地域で野菜好きな人、料理好きな人が増えれば、その地域の食料自給率はおのずと高くなります。
そんな地域が増えれば、笑顔の農家が増え、日本の食料自給率も高くなるのではないでしょうか?

そんな未来を描いて、色々な方とコラボレーションができれば、素晴らしいですね!

様々な企業や団体が持つ「知恵や技術」と農業に魅力を感じている女性の「感性と能力」が出会えば、きっと大地が輝く日本の「未来づくり」ができると思います。

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堀川さんありがとうございました!
自然との共生や、農業とはどうあるべきか常に考えて行動している姿が素敵ですね。
農業女子PJメンバーとしての活動に留まらず、堀川様の今後のご活躍もお祈りしております!

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