2019.12.25
【私、農業女子PJに入りました。第112回】
by農業女子プロジェクト事務局
今回は広島県大崎上島町の岩﨑亜紀さんをご紹介します!
岩﨑さんはIターンで広島県に移住し、就農されました。6次化にも取組んでいらっしゃいます。
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―――自己紹介をお願いします。
広島県大崎上島町の岩﨑農園、岩﨑亜紀です。
8年前に京都からIターンで移住し、レモン・みかん・ブルーベリーの栽培と6次化でジャムつくりをしています。
主に代表である夫の太郎が栽培を、私が加工・営業・販売・出荷を担当し分担して営農しています。
―――大崎上島はどんなところですか。
瀬戸内海のほぼ中心に浮かぶ橋のかかっていない県内唯一の離島、大崎上島。
温暖でレモン・みかんの柑橘をはじめ、椎茸やトマトの栽培も盛んです。
また、造船所も多数あり、現在は叡智学園も開校し、教育の島としても取り組んでいます。
―――生産のこだわりを教えてください。
2019年に栽培全果実のJGAPを取得し、安心安全な商品をお客様にお届けできるよう取組んでいます。
レモンは通年供給できるよう露地栽培とハウス栽培をし、7月から4月頃まで出荷しています。
ジャムは自家栽培果実に加え、大崎上島産果実を使用し完全受注生産のいつでも作りたてフレッシュジャムを製造・販売しています。季節の果実でおつくりするため果実が無くなり次第終了し、次のフレーバーに。年間13フレーバーを製造しています。
地元果実以外にも県内の地域とのコラボジャムも製造販売し、サンプルをお作りしレシピ提供まで行っています。
―――その他に取組んでいることはありますか?
私たちがIターンで新規就農で困ったことや体験したことをこれから移住を考えている方々や、新規就農を考えている方にお話しできるようシンポジウムや相談会・勉強会に時間のある限り参加するようにしています。
また、2020年には店舗経営と雇用もスタート予定。
今まで、私は代表を務める大崎上島ファーマーズマルシェをもっと身近に感じてもらえるようにカフェを踏まえた物販をしていきます。
店舗では農家の勉強会や、それぞれの農家の産品を使った新商品開発などの取り組みもしていきます。
自分たちはもちろん大崎上島の農家のみんなが盛り上がっていける仕掛けを作っていき次世代につなぐ農業を目指します。
―――農業女子PJに参加したきっかけは?
友達農家や農政局からのお誘いに加え、他地域の農業女子の取り組みも分かるし、勉強になるかもと参加しました。そこで提案させていただいた、そごう広島店での農業女子ファーマーズマルシェも実現し盛況で終了でき、参加してくださった農業女子の皆さんや農政局には感謝です!
今後も面白い取り組みが出来たらと思っています。
―――最後にひとことお願いします。
大崎上島で農業をはじめ、最初は分からないことばかりで不安でしたが先輩農家の皆さんや地域の方のおかげで、ようやく農家としてやっていけるようになりました。
今度は私たちが地域に恩返ししていく番です。地域活性化に取り組み、大崎上島の素晴らしさを発信していきたいと思っています。
また若い世代の皆さんに農業の楽しさとやりがいを伝え、農業もきちんと収入が上がる仕事であることを知ってもらい、職業選択肢のひとつになるよう、自分たちがモデルケースになるよう頑張っていきます!
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ありがとうございました!
岩﨑さんは農業女子PJに加入して早々他のメンバーとともにマルシェを出店し、大盛況だったと聞いております。
今後とも大崎上島から農業を盛り上げていってくださいね!
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