農業女子PJ SDGsへの
取り組み

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2020.06.30

【私、農業女子PJに入りました。第129回】

by農業女子プロジェクト事務局

今回は東京都メンバーの川名桂(かわなけい)さんをご紹介します!
それでは川名さん、よろしくお願いします!

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☆ まずは自己紹介をお願いします。
はじめまして。東京都日野市にて新規就農して2年目の、川名桂と申します。
「ネイバーズファーム」という農園名のもと、少量多品目で野菜の露地栽培をしていて、
今年度からはトマトの施設栽培も始めています。

☆ 農業をはじめたきっかけを教えてください。
新卒で入社した会社で、会社の自社農場の立ち上げに携わり、栽培を担当したのがきっかけでした。
農業の現場で働くことは想像していませんでしたが、実際にやってみると、毎日成長していく植物の様子を見ることはもちろん、自分の管理ひとつで植物から反応が返ってくることがとても面白く、また、天気などに左右されながらも試行錯誤する栽培という仕事の魅力に取り憑かれました。
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☆ 農業女子PJに参加したきっかけは?
農業者として独立を考え始めた時やはり、「女性で、一人で、どこまでできるだろう?」という不安が大きくありました。
そんな時に目にしたのが農業女子PJの冊子でした。そこでは、女性たちが一人の経営者として強く楽しそうに仕事をしている姿が紹介されており、その姿をみて、とても勇気をもらい、いつか私も関わりたいなと思っていました。
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☆ 自慢の農産物と農園を紹介してください。
ネイバーズファームでは、カラフルな旬の野菜をつくっています。
庭先販売もしているため、来てくださったお客様が季節の移ろいを感じながら楽しい気分になれるように、スーパーではちょっと見かけない珍しい品種や色の野菜をつくっています。
また、今年度からミニトマトの栽培を中心に据えています。
環境制御の技術を取り入れたハウスを新たに建設し、水分量や肥料濃度、湿度や日射など、細部まで徹底的にこだわった栽培管理で、甘さと酸味と旨味をとことん高め、食べると必ず笑顔になる、そんなトマトをつくっていきます。
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☆ 農業への思いと、将来の目標を教えてください!
私が就農した日野市というところは、東京の中のベッドタウンにあたり、わずかに残されている畑の周りには住宅地が広がります。
都市には農業は必要ない、そんな考えが長い間信じられていた時代が終わり、これからは人の暮らしと農業が密接に寄り添うような時代がやってきます。
ここを就農地に選んだのは、「消費者と近いところで農業がしたい」という強い思いがあったからです。
ここで農業を続けることによって、地域の人と関わり、地域をつくり、住む人の暮らしを豊かにしていくような、そんな農業を目指していきたいと思っています。
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独立就農を決意されたきっかけのひとつに「農業女子PJの冊子」があったとのこと、うれしい限りです。
実は、川名さんは、全国で初めて都市農地賃借円滑化法による「生産緑地」の賃借で誕生した就農者。
まちなかの農園での、地域と農業をつなぐチャレンジを応援していきたいと思います。

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