農業女子PJ SDGsへの
取り組み

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2017.05.18

私、農業女子PJに入りました。第4回

by農業女子プロジェクト事務局

今週は、就農4年目の熊本県阿蘇市の佐藤智香さんのご紹介です。
それでは、佐藤さん、よろしくお願いします!!
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はじめまして。
九州は熊本県、阿蘇市にあります、阿蘇さとう農園の佐藤智香(ちか)です。

現在29歳で、就農4年目になります。
地域の伝統野菜「阿蘇高菜」の露地栽培と、その加工をメインに取り組んでいます。

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もともと祖父母が昔ながらの農家で、幼いころから当たり前のように家の畑で採れた野菜を食べて育ちました。
東日本大震災や九州北部豪雨災害が起こった頃、関西の自動車デザイン会社に勤めていた私は、急に実家の農地が気になるようになりました。
誰かが引き継がなくては。勝手にそう思い込み、会社を辞めて帰ることにしました。

今思うと、実家で仕事がしたかったというよりも、地元「阿蘇」が好きで、阿蘇に住みたかったのだと思います。

私は農業に取り組む中で「継承すること」と「持続可能であること」を大切にしたいと思っています。これは「阿蘇」という土地柄もあってのことです。
阿蘇は、活火山と人々の生活の営みが見事にマッチした歴史ある地域であり、観光地でもあります。
大きなカルデラ地形の外輪山は大草原で覆われ、カルデラの中には水が湧き、豊かな田園風景が広がります。
その地形や資源を活かした農業が「世界農業遺産」として認定されました。

そんな土地で私は、地域の伝統野菜にこだわって、農産加工品の開発に取り組んでいます。
昨年発売となった「阿蘇タカナード」は、阿蘇高菜の種を活用したマスタードです。

自家採種する種の利用価値を上げると共に、伝統野菜継承のひとつの手段として取り組んでいます。
ありがたいことに、この商品の需要が増える一方、原料の「種」の栽培が追い付いておらず、まだまだ課題は山積みです。

やるべきことが多いのはありがたいことだと思い、周囲の力も借りつつ、地域の担い手としても成長していきたいと思っています。

4Hクラブの活動もしていますよ。

今年、九州大会の開催地が熊本県ということもあり、役員として県内や九州各県のメンバーと活動しています。
全国大会目指して頑張ります!!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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佐藤さん、ありがとうございました。
阿蘇を愛する気持ちがあふれていましたね。農産物加工や4Hクラブ活動にも積極的に取り組まれているとのことでした。頑張ってください!!
これから、農業女子プロジェクトの参画企業のプロジェクトやイベントへもどんどん参加くださいね。

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