2017.07.13
私、農業女子PJに入りました。第8回
by農業女子プロジェクト事務局
今回は栃木県の新メンバー青木清子さんのご紹介です。青木さんの“いちごストーリー”をお楽しみください!
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こんにちは。はじめまして。栃木県上三川町の『あおき苺農園』 青木清子です。 上三川町は宇都宮市の南に位置する、ほぼ平坦で穏やかな、人口約3万人の小さな町です。 苺ももちろんですが、にら、玉ねぎ、アスパラガス、トマトなどの栽培も盛んです。
元々、実家は少しの田んぼでお米を作る兼業農家でしたが、父が定年退職を機に、苺の生産を始めました。その3年後に父が亡くなりますが、私と母で引き継いで生産を続けました。その後、子供が幼稚園に入り、少し手が離れるのをきっかけに、私は栃木県の新品種『スカイベリー』を生産することを決め、新規就農者として独立。今、2シーズン目が終わったところです。
最初の年は、自分1人でもギリギリ頑張れるかな?といった面積で始めましたが、子供が通う幼稚園のママ達に「一緒に働いてくれる?」と募ったところ、沢山のママが手を挙げてくれて、2シーズン目は作付面積を増やすことができました。 皆さん子育て真っ最中ですので、お子様との時間も大事。フルタイム制ではなく、できるだけ好きな時間で働いてもらえるよう、人数でカバーしています。結婚を機に栃木にいらした方ばかりで、出身地は愛媛、大阪、新潟、神奈川など様々です。また全員が農業未経験者で以前のお仕事も様々ですが、とてもパワフルで、一生懸命頑張ってくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。
(パック詰め作業)
そんな中、農林水産省のHPで『農業女子プロジェクト』のリンクを発見しました。 一緒に働いてくれる仲間に恵まれましたが、(JAの?)苺部会に出ても、農業をしている同じくらいの年代の女子に出会うことがありませんでした。私もこれに参加し、“農業者”として頑張っている農業女子に出会いたい!と思ったのです。
メンバーになり、『農業女子プロジェクト』のメールを通じ、城北信用金庫のビジネスマッチングの募集を知りました。生産1年目を終え、“もっとスカイベリーを沢山の人に知って欲しい””もっと販路を広げたい“と感じていた私は早速応募。”是非お願いしたい!”と思う素敵なパティシエさんとのご縁をいただき、今年3月から東京都足立区の洋菓子店『パティスリー ラヴィアンレーヴ』さんへ『スカイベリー』を卸すことになりました。
実際にケーキに変身している我が子(スカイベリー^‐^)を見ると、本当に嬉しく思います。この新しい挑戦を通じ、販路を広げることができ、お客様の反応を直接感じることができ、生産する責任と喜びを得ることができた、と思っています。評判も良く、収穫終了まで卸させていただくことができたことも、生産者として大きな自信となりました。
(パティ スリーラヴィアンレーヴ様 イートインもできる可愛らしい、子供にも優しいお店です)
もちろん、私が農業をできるのはスカイベリーという新品種の生産の仕方を丁寧に教えてくださる地域の大先輩方、県の振興事務所の方、JAの皆さん、母、そして収穫期には休日返上で子どもの面倒を見てくれて、協力をしてくれる夫がいてくれるからこそ(夫は農業ではない仕事をしています)。支えてくれる大勢の方々に、日々感謝しています。
今後は、もっと甘くて美味しい苺を作りたい!栽培技術を上げて単収を増やしていきたい!苺の加工も行いたい!実際にマルシェなどで販売したい!と、やりたいことが沢山あります。 『農業女子プロジェクト』を通じて色々な方と出会い、良い刺激をいただいて、勉強も経験もして、農業を仲間たちと楽しんでいけたら嬉しい、と思っています。
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