農業女子PJ SDGsへの
取り組み

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2017.12.28

私、農業女子PJに入りました。第20回

by農業女子プロジェクト事務局

今回は北海道の農業女子メンバー、松家芳さんをご紹介します!

大阪で全く別の仕事を営んでいた松家さんが農業を始めたきっかけ、そしてアイディアにあふれる現在。ぜひご覧ください!

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松家芳です。H10年に北海道美瑛町にきてそろそろ20年が経ちます。
美しい風景に囲まれながら、じゃがいも、麦、ビート、大豆を30ha、稲を10ha作っています。
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私は大阪生まれ・大阪育ちで、幼稚園の保育士、小学校の放課後支援などをしたのち、喫茶店を経営。
旅行で美瑛を訪れ、こんな場所で、子供を野猿の様にのびのびとした環境で育てたいな~と漠然と考えていました。

そんな私の漠然とした思いを行動に移したきっかけは、なんと雑誌の広告。農業委員会のお嫁さん募集の記事をみて、試しにハガキで応募してみたのです。今のSNSの時代には考えられない、そんな時代です。

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(結婚前の松家さん↑)

そしてはるばる美瑛町へ。夫の最初の印象は・・・黒い!(笑)
1年遠距離恋愛を続け、会ったのは5回ほど。あとは電話で。通話料金は最高で月5万!
今までで出会ったことのないタイプだったけれど、農業に対しての熱意と真面目さが溢れていました。

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サラリーマン家庭で育った人にとって、農家に嫁ぐことは未知の世界だと思います。
まして親と同居という生活スタイルも。
受け入れる側は新しい家族が増える、仕事の手が増える、家事が楽になる・・・かもしれないけれど、
入る側は新しい環境、生活スタイル、新たな人間関係…全てが一から土台を築き上げなければなりません。
受け入れる側にはそのストレスを理解してもらいたい。むしろ理解してもらえなければ仕事をする余裕は生まれません。
農家に嫁いで離婚したという話を聞くことも多々ありますが、私はよい環境に恵まれ、楽しく農業をしています!

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北海道の農業は1年を通してオン・オフがはっきりしています。オフの時間をどう使うかは自分次第。
昔からハンドメイドが好きで、小物、子供服、アクセサリーと色々作っていましたが、
せっかくなら農業と結びつけば!と、農園で作っているお豆に目を付けました。意外に知られていない、
在来種の色とりどりの豆を知ってもらい、豆の消費につながれば・・・(o^^o)

農業は天気次第なところもあります。
やればやるほど成果が出るものでもないし、我が家は直接消費者からの声が聞こえてくることは少ないけれど、手塩にかけて育てたものが「美味しい」と言ってもらえると嬉しいし、来年への活力にもつながります。
今は日本中に農家つながりの知人も増え、顔が見える作り手から直接美味しい作物が届くのがありがたく、ますます農業が楽しみになっているのです。

人生前向き!
やらずに後悔するならやって後悔したほうがまし。
いつもアンテナ張って楽しく過ごさな人生損!損‼

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松家さん、ありがとうございました!
全く別の業界から農業に飛び込み、いつでも今を全力で楽しむ松家さん。
今をいつでも全力で楽しむ姿、とても素敵です!

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