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2018.03.14

「京の農林女子ネットワーク」×京都企業 共同開発グッズの試作品発表会が開催されました

by近畿農政局

近畿農政局です。

3月13日(火)、「京の農林女子ネットワーク」と京都府内の企業とが共同開発した『便利機能グッズ』の試作品発表会が、京都府庁会議室で開催されました。

「京の農林女子ネットワーク」は、昨年度、京都府が事務局となりスタートしました。京都府内の農林女子のネットワークづくりや農林女子特有の悩みを改善するため、交流会の開催や企業と連携して便利機能商品を開発する取組を行っています。当初9名だったメンバーは現在42名に増え、農業女子プロジェクトメンバーも参加しています。

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女性農林業者が普段農作業をする際に困っていることや、あると便利だなと思うことを募集し、「倒れにくい一輪車」「収穫しやすい四輪車」「夏の便利帽子」「麻製の手袋」をメンバーが京都府内の協力企業とともに開発してきました。

今回の発表会では、参加した8名のメンバーが自分の開発に携わったグッズについて、どの様な点を工夫したのか、開発で困った点などをPRしました。

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「倒れにくい一輪車」は苗の運搬を想定して開発された一輪車です。

自転車のスタンドを前後に設置することで安定性が高まり、苗の運搬や上げ下ろし作業が行いやすく、また荷台に人工芝の滑りにくいマットを使用することで傾いても積荷が落ちにくいよう工夫されています。

前後のスタンドが連動しているので、後ろのスタンドを倒すと前のスタンドも同時に倒れる仕組みが画期的でした。

 

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「収穫しやすい四輪車」は、複数のコンテナが積めるので、野菜を収穫しながら選別できます。またコンテナを斜めにし収穫物を入れやすくしていることもポイントです。

 

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「夏の便利帽子」は、機能性はもちろんのこと、おしゃれにもこだわった作業用の帽子です。

特に日焼けが気になる夏に使用することを想定し、汗による蒸れを防いだり、髪型を崩れにくくするため、頭部に膨らみをつけたデザインになっています。

また、帽子のつばの長さが前後で違うので、作業や天候によって前後を使い分けることもできます。

表はデニム素材、裏はレースを使用し、洗濯も可能です。

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「麻製の手袋」は汗で蒸れるゴム製手袋のインナー手袋として開発されました。

麻製なのでぬれても乾きやすく、肌触りもさらりとしていることがポイントです。

また、ゴム手袋から少しはみ出して使用すると、はみ出した部分から水分が蒸散して手袋内がさらに快適になる、という優れものです!

これらのグッズは試作段階であり、一般販売についてはまだ検討中だそうです。

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京の農林女子ネットワークは今後も便利グッズの開発を続けるとともに、メンバーの交流会やマルシェを開催する予定だそうです。

近畿農政局は京都府内にありますし、いつか京の農林女子ネットワークと農業女子プロジェクトが連携したイベントなどを開催したいと思います!

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