農業女子PJ SDGsへの
取り組み

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2017.12.18

「畜産経営における女子力発揮推進事業 全国交流会」(岡山県開催)で農業女子PJメンバーが大活躍!

by中国四国農政局

中国四国農政局です。

平成29年12月12日(火)、岡山市のピュアリティまきびにて、畜産経営における女子力発揮推進事業全国交流会【畜産女性輝きプロジェクト~ 女性が輝き活躍する畜産を目指して ~】が開催され、(株)卵娘庵(岡山市南区)代表の藤井美佐さんが講演を行うなど、農業女子PJメンバーが大活躍しました。

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交流会は、多様化する畜産経営の担い手として女性の活躍推進を目的に、(公社)中央畜産会の主催で開催され、畜産に携わる女性や男性経営者、従業員、就農を希望する学生や行政機関等、全国の畜産関係者約80名の参加がありました。

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交流会では、最初に主催者の(公社)中央畜産会より、「畜産女性を取り巻く現状・課題について」の説明があり、次に(株)あずみ野エコファーム(長野県養豚経営)代表取締役の川上志江さんと、(株)卵娘庵(岡山県養鶏経営)代表取締役の藤井美佐さんから、「女性が活躍できる環境を目指すために、経営者はどうあるべきか」について講演が行われました。

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農業女子PJメンバーの藤井美佐さんは、実家が養鶏業を営むご主人との結婚を機に畜産の世界に入った経緯や、大切に鶏を育てる事は子育てにも繋がることから、女性中心の企業を目指して経営を行っており、地元の女性グループ「おかやま農業女子」での活動を通して知り合った地元農業高校の女子生徒を正規雇用し、一人前の社員として育てている様子などについて話されました。

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また、「消費者意識から見る女性ネットワークの活動」について日本農村生活学会会長の安倍澄子氏より、(公社)中央畜産会が事業実施したアンケート結果の説明等が行われました。

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その後、参加者は、「キャリアアップ」「職場環境整備」「ワークライフバランス」の3つのテーマ別に分かれ、グループディスカッションを行いました。

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「キャリアアップ」の分科会では、農業女子PJメンバーで、別海町酪農女子同盟(Stron♡gyu)代表の小林晴香さんが、オシャレが大好きでスーツを着て颯爽とした姿で仕事をする都会のキャリアウーマンに憧れていたが、家業の酪農に携わる中で、酪農女子もキャリアウーマンだと気づき、地元の企業とタイアップして、牛の毛やニオイが付きにくい女性用のオシャレなつなぎを開発し、12月5日~6日に札幌市で行われた酪農サミットでファッションショーを開催したエピソードを披露していました。

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また、ご夫婦で来られていた、女性畜産経営者のご主人からの意見として、奥様が農水省が行っている女性農業次世代リーダー育成塾へ通われた結果、別人のように成長された事から、勉強会等への参加に前向きになったとの体験談を話されていました。女性のキャリアアップには、家族の理解が必要と良く言われますが、「家族ぐるみでキャリアをアップすることが経営向上のポイント」だという意見が他の参加者からも出されました。

参加者からは、畜産に携わる女性の活躍について意見交換を行う機会は少ない、全国の畜産女性の様々な意見や情報を得ることが出来、大変有意義な交流会だったと口々に話していました。

 

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