農業女子PJ SDGsへの
取り組み

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2018.11.22

第7回農業女子プロジェクト推進会議を開催しました

by農業女子プロジェクト事務局

11月16日(金)第7回農業女子プロジェクト推進会議を開催しました。

今回は、農業女子プロジェクト発足5周年を記念し、前半に「SDGs×農業女子プロジェクトの可能性」と題した講演とパネルディスカッションを開催。後半の推進会議で5年間の活動総括と今後の活動方針を説明、意見交換を行いました。

それでは詳しくレポートしましょう。

●講演「SDGs×農業女子プロジェクトの可能性」

ジェンダーの専門家でありSDGs策定にも詳しい大崎麻子さん(NPO法人Gender Action Platform理事、関西学院大学客員教授)にご講演いただきました。UNDP(国連開発計画)に勤務されていた頃に従事した途上国での活動もご紹介いただきながら、SDGsがうまれた背景や、CSW(女性の地位委員会)やW20で農山漁村女性がテーマとして取り上げられたことなどもご紹介いただきつつ、農業女子プロジェクトへの期待を語っていただきました。

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講演後は、福井県の藤井和代さん、三重県の井上早織さんを交えたパネルディスカッションです。

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まずおふたりから自己紹介を兼ねた活動紹介。藤井さんは循環型農業を実践していることや地元の学生と連携し活動していること、井上さんは持続可能な経営の確立を目指していることや障害者の就労支援に取り組んでいることなどを紹介、続いて女性の視点がもたらすインパクトや、農業女子プロジェクトがSDGsに取り組む意義について、クロストークを行いました。大崎さんから、持続可能で包摂的な経済成長を実現するためには女性の力は欠かせないということや、農業女子プロジェクトでSDGsを主流化していくことは意義があることというコメントもいただきました。

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●農業女子プロジェクト推進会議

冒頭に、吉川大臣を囲み、発足したばかりの水産女子のプロジェクト(海の宝!水産女子の元気プロジェクト)のメンバーも交えたフォトセッションを行い、吉川大臣から御挨拶をいただき、後半の推進会議がスタートしました。

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各ブロックを代表して推進会議に出席した農業女子メンバーは、野見山絵美さん(北海道)、武田永子さん(福島県)、小林美香さん(栃木県)、藤井和代さん(福井県)、井上早織さん(三重県)、藤木悦子さん(兵庫県)、古賀百伽さん(福岡県)です。

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まず事務局から5年間の成果の報告とともに、今後の活動方針を説明しました。

メンバーの皆さんへのアンケートから、メンバーや企業との活動を通じ成長したい、自ら学び経営力を高めたいという気持ちを持っているものの、地方では活動に参加しにくいと感じていることがわかりました。

第6期は、そのような想いを持ちつつもなかなか活動に参加できない、そんな方も少しでも活動に参加してもらえるようにと「アクティブメンバーの拡大」をテーマに掲げました。メンバーから自主的な活動提案を進め、その一つとして農業女子PJ的SDGs活動の提案も募ること、SNSやテレビ会議を活用し地方のメンバーも参加しやすい環境整備を進めていくこと、交流の場として大農業女子会を開催すること、などを事務局より説明しました。

(今回、推進会議をYouTube中継したのも、電話で会議参加していただいたことも、地方メンバーも参加しやすいようにと工夫した点です。)

メンバーの皆さんの投票で決めた新たなタグライン「つなぐ、次世代に」も発表しました。

意見交換では、農業女子メンバーからいただいた主な意見は、以下のとおりです。

・農業高校の女子学生と交流を行っている。若い世代に農業を仕事にすることについて伝えていきたい。

・農業女子チャンネルをつくり動画でPRをしてはどうか。

・持続可能な経営を目指し、後継者となる若手を育成している。

・災害が多発する中、気象を学ぶ勉強会をしたい。農産物残さを適切に処理する方法はないか。

・農業の魅力をPRすることが後継者育成につながるのでは。このような場に出られない地元の女性とも連携していきたい。

・親子農業体験を企画し、農家である自分にとってあたり前のことが、他の人にはあたり前でないことがわかった。普段自分たちが取り組んでいることがSDGsに当てはまると感じた。

・子育て中のパートさんの子連れ出勤も可能としている。マタニティの作業服が開発できないか。

・農業女子のネットワークを生かし、自分たちでなく社会へという目線で活動したい。

・こども食堂などでSDGsに関連した活動を行っている。半径10mからの助け合いを心がけたい。

第6期は、農業女子メンバー710名、参画企業34社、教育機関6校の体制で、多くのメンバーが満足していただける活動ができるよう事務局としても取り組んでいきたいと思います。

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