農業女子PJ SDGsへの
取り組み

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2017.12.11

【アパレルから農業にちょっと良いこと。 廃棄予定の野菜がTシャツに!】

by農業女子プロジェクト事務局

農産物の生産過程でどうしても生じてしまう、野菜の廃棄。背景は様々ですが、みなさんはその実態をご存じですか?

農業女子のファッション改革に取り組む豊島株式会社が、この野菜の廃棄問題に着目!
廃棄予定の野菜を食品以外のものに作り替えるプロジェクトに取り組んでいます。

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今回、農業女子メンバーと立ち上げたブランド、その名は「Vegeco(ベジコ)」。

廃棄される野菜を染料として活用するという新たな形で、皆様の元にお届けします。今回完成したのは5色のTシャツ。このプロジェクトを通じて、みなさんのいつもの食生活の裏側にある、農業のホントの姿を少しだけ、知っていただければ幸いです。

市場調査も兼ねるため、農業女子PJの参画企業としては初のクラウドファンディングで、食品廃棄の問題に切り込みます。☆応援はこちらから⇒https://www.makuake.com/project/vegeco/

今日は、廃棄予定の野菜が生まれ変わった喜びを、農業女子メンバーから紹介していただきます!

★ニンジン担当:北海道 髙木智美さん★

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規格外ニンジンが今まで無かった商品に生まれ変わって嬉しいです!
着る野菜を味わって欲しいです!

産地では、価格が低落したときに価格安定のため出荷調整が行われることがあります。味は変わらないのに、畑から出られないニンジンたちがたくさんいるのです。

★トマト担当:北海道 野見山絵美さん★

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本当は、本当は、食べてほしい「完熟樹上割れミニトマト」。棄てるしかなかった美味しい「モノ」が美味しい「色」として生まれ変わって、感激です!

※野見山さんのトマトは完熟直前で収穫するため、収穫時期の雨による湿度の影響で、実割れが起こりやすくなるそう。市場には出回りませんが、実割れしていても本当は美味しいトマトなのです!

★カボチャ担当:千葉県・實川真由美さん★

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捨てられちゃう野菜が再利用されるって、私達生産者にとってすごくワクワクします今まで悲しい気持ちで畑に捨てていたので…1人でも多く廃棄されてしまう野菜を身につけて欲しいです!

※大量に生産されるカボチャは、炎天下の夏場は特に実の日焼けが起こりやすく、商品価値が下がってしまうそう。畑から出られない野菜たちがここにもいるのですね。

★ネギ担当:吉川文さん★

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スーパーに並ぶ時には既についていない、捨てられるだけのネギの葉が染料に生まれ変わって、色々活躍していくなんて!とてもワクワクしています。

※私たちがよく目にする白ネギ。畑ではこんなに葉が青々としているのですが、流通には向かないため葉を切り落として出荷されています。

★ナス・カボチャ担当:兵庫県 浅川元子さん★

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普段は消費者の方に直接ご説明して、納得して購入いただいている規格外ナス。でも、それが出来ない時もあります。 “茄子紺”という色の名前がありますが本当に染料になるなんて!ナスもびっくりしていると思います。

※今年は天候が不順で、台風による強風や低温、雨不足などの影響で、傷が付いたものや、少し固くなったナスができてしまいました。しかし、これらは厳しい天候を乗り越えた証でもあるのです!

☆右の写真のナス2本からTシャツ1枚分の染料ができています。

 

みなさんありがとうございました!消費者の私たちが普段目にできない、生産現場のストーリーをご紹介いただきました。廃棄予定の野菜がTシャツとして生まれ変わり登場!みなさま、応援どうぞよろしくお願いします!

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