2016.11.16
農業女子のお国自慢♪ 第54回
by農業女子プロジェクト事務局
今回のお国自慢は久しぶりの北海道から、藤井史織さんにご紹介いただきます。
藤井さんは地元北海道で農業高校、農業大学校と施設栽培を学び、実家で就農。結婚等を機に1度農業から離れましたが、「いつかはハウスを持って農業もいいね」と夫婦で話しながら、再び農業の道へ戻り、H27年Bell Veggy(べるべじぃ)を設立されました。それでは藤井さん、よろしくお願いします!
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皆さま初めまして!
北海道は十勝平野の北西部の鹿追町で、施設園芸でイチゴの高設養液栽培をしています Bell Veggy(ベルベジィ)代表の藤井史織です。よろしくお願い致します。
広大な北海道の中から私の住む街をご紹介できる機会を頂き、大変嬉しく思います♪
鹿追町は東大雪山(たいせつざん)の麓に位置し、農業と観光を基幹産業に、畑作・酪農が混在する純農村地帯です。十勝の気候は道内でも年間を通じて日照率が高く、真冬でも雲ひとつない晴天が続くことを通称「十勝晴れ」と呼びます。
特産品は、ソバや肉加工品など数ある中から私がおススメするのが"氷室出しじゃがいも”です。天然雪氷を使った氷室で寝かせたおイモは甘み・旨みが凝縮され、とても美味しくなります。
普通より太めにカットされた“きりぼしだいこん”は知る人ぞ知る人気商品です。
地域では「資源循環型農業」を推進しています。鹿追町には、家畜のふん尿・生活から出る生ごみをエネルギーや肥料に変える国内最大規模の「バイオガスプラント」があります。プラントから産出されるバイオガスは発電や熱エネルギーの生産に。発酵処理の済んだもの(消化液)は高品質の有機肥料として農家が活用しています。さらに発電の時に出る余剰熱を利用したマンゴーの栽培・チョウザメの飼育・農作物の貯蔵等も試験的に行っています。バイオガスからは水素を製造し、車や機械の燃料として利用するといった環境保全に努めた取り組みも行っています。
町の北部には夫婦山(めおとやま)がそびえ、その山中には然別湖(しかりべつこ)という自然湖があります。
原生林が覆い茂るその場所は、季節によって様々な姿を見せてくれます。生きた化石「ナキウサギ」、天然記念物「オジロワシ」「クマゲラ」といった野生動物も生息しているので、運が良ければ出会えるかもしれませんね。また町内全域がジオパークの認定を受けており、然別火山郡・国内最大級の風穴郡・永久凍土も間近で感じられ、地球を学べる場所でもあります。
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