2018.05.18
農業女子の知恵袋(第7回)
by農業女子プロジェクト事務局
こんにちは。香川県で九条ネギ・青ネギを周年露地栽培しています㈱Sun so(サンソウ)取締役 尾池美和と申します。私が思う「働き方改革」をお伝えしたいと思います。
私が農業をするきっかけは農業をしている夫と結婚したことが始まりですが、農業をしようとは思っていませんでした。
産後に外に働きに出て、子育てと仕事を両立するのがとても難しいと痛感する出来事がありました。
それだったら、夫婦で、子育て中のママさん達が働きやすい職場を自分たちで作っていけばいいのではないか!と想い、就農する覚悟を決めました。
現在、従業員の9割は女性で、その6割は子育て中のお母さんです。今の従業員には、定年まで一緒に仕事をしたいと思っています。
「従業員が働きたい!定年まで働ける!と思える会社を作ること」が私の夢であり、すべきことです。
農業での働き方改革はさまざまなやり方があります。
① 外部・内部環境を整える。
② マニュアルによる見える化。
③ 人材育成により事業の発展をしていく。
私は、人材育成に全力を注いでいます。
例えば、
①一人一人、性格や成長のスピードが違うので、それに合った声掛け・アドバイスの仕方をしています。
②各個人の成長計画を立てています。
③現場で悩み・問題点が必ず出てきます。
その課題に対して、従業員全員の意見を出してもらい、解決方法をみんなで考え、結論を出していく。
そうすることで意見が通る→意識の向上→風通しの良い会社になっていきます。
それが売り上げ増に繋がる→もっと働きやすい会社に→従業員へ還元が出来、事業の成長になります。
④会社の成長段階に応じて、従業員の技術のスキルアップ・人間力を磨いています。
大事なのは「チームワーク」と「コミュニケーション能力」です。
これはすぐには出来ません。最強のチームを作っていくには時間はかかりますが、その努力を惜しまないこと・あきらめないことが大事です。
仕事で達成感・充実感をもってもらい、家事・育児との両立がとれるように全員で努力と協力をしていくことが働き方改革ではないのかなと思います。
#農業の働き方改革 #農業女子
関連する記事
最新の記事
-
ピックアップ記事が入ります。
-
大日本印刷株式会社2024.11.12
-
東海農政局 2024.11.06
-
井関農機株式会社2024.10.29
-
井関農機株式会社2024.10.18