2017.05.10
作業場完成話
by星野 純子
福岡県の星野純子です。
昨年末完成した、ほうれん草の作業場。大工さんと細かく設計相談して出来た、農園特注の作業場です。今日はこちらをご紹介します。
中はほぼ何も備えつけはなしで、当初はガラ~ンとした中で作業の日々。
なぜ備えつけはお願いしなかったかというと、農繁期になるとあっという間に収穫した野菜でぎゅうぎゅうに。これを予想してなるべく物は置かない様、中は広く設計。
テーブル1つ置くスペースも勿体ない!
そのスタッフ荷物置き場と作業場をわざと同じ空間にしたのも私と夫のこんな農園にしたいという想いから。
出勤時間がまちまちのみんなが、作業しながら身支度しながら、少しの時間でも顏合わせられるように。コミュニケーション取れるように。作業する圃場も違ったり直接圃場に行ったり帰ったり。「今日はあの人に会っとらんばい。」以前はそんな声がよく聞こえていました。
大きなテーブル置くよりこの細長いベンチを置くことで、スペースの確保、身支度を座って出来る、荷物を置ける。野菜とプライベートロッカーの境界線にもなる。
このベンチ板、実は大正時代に旧星野邸で使われていた家の柱。
その証拠に端っこ昔の大工さんの技が見られます。先々代が何か使えるだろうと他には昔の丸い木の電柱なども取ってありました。
年末農園行事、餅つきも広々使用。餅につけるきなこやお茶は後ろのベンチに。
大きな家具や備品を置くより、使う時だけ即席テーブル作るほうが普段の作業効率に繋がります。
農園の備品には蔵から出てきた古道具がたくさん。
ゴミ箱は木の漬物樽。掃除用具は古い大きな壺。火鉢など昔の小道具も上手く使う。
訪れた人が、昔懐かしい空気を感じ、なんか来て良かった~とホッとしてくれる。そんな時間が好きなのです。
最後にリニューアルした作業場まわりでちょいちょい見かける、私のお得意“マスキングテープ術”ご紹介。
農具置場や種の銘柄に名前をペタリ。模様替えしてもすぐ剥せて傷残らず。
スタッフ達が作業着を間違えない様、ハンガーにネームをペタリ。
たくさんあるみんなの手袋ハンガーは男女分けて、これにもクルリ。
やっている事は小さな農園での日常の気付き。
それが、これからもずっと農園が続く為の、影の支えとなる!と信じています。
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