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2017.07.05

農業女子の知恵袋 第2回

by農業女子プロジェクト事務局

【農業女子の知恵袋 第2回】

日々の農業と向き合う農業女子が、毎日の生活や仕事の中から編み出したアイデアや工夫などを紹介する「農業女子の知恵袋」。第2回は、山口県宇部市の才木祥子さん(まこっこ農園)からのご紹介です。才木さん、よろしくお願いします!

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こんにちは!

山口県宇部市で、ミニトマト、白ネギを生産している才木 祥子(まこっこ農園)です。

 

皆さん、農作業中に「手がたわん」(山口弁で「手が届かない」!)ことってありませんか?

 

まこっこ農園では、トマトを高くまで伸ばして栽培することで、光を受ける部分を増やし、光合成を高めて収量・品質を良くすることに挑戦中です。今まで180cm位の高さで栽培していたものを230cmほどの高さまで伸ばしています。

おかげで、トマトの収量・品質は向上しますが「手がたわん」!

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そこで、我がまこっこ農園では、ひと工夫!

 

「高く」しかも「安全」に作業するために、空き缶などで作るカッポカッポと乗る子どものおもちゃをヒントに、踏み台に手すりをつけて歩くと同時に踏み台も移動できるものを作成!

名付けて「かわた君」!

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なぜ「かわた君」かというと・・・考案者の夫がこれに乗ると、何と身長210cm!

漫画「スラムダンク」の山王工業の河田弟君と同じになるからなんです(分からない人は「スラムダンク」を読んでみて!)

 

一般的に売られている「アルミ製果樹踏み台 四脚手持ちタイプ」は5000円弱ですが、これは乗ったまま移動できません。

一方「かわたくん」は乗ったまま移動でき、かつ片足の製作費で1000円弱♪(両足分で2000円弱)。そして製作所要時間はたったの10分!ホームセンターで売られているプラスチック製の踏み台にパイプをつけて劣化防止のためガムテープでぐるぐる巻きにするだけ。(補強のため踏み台の底にもプラスチック製の板を張り付けています。)

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乗ったり下りたりがないので、作業時間や労力も短縮でき、かつ身長が30㎝も高くなることで見える世界が変わり、作業も楽しくなります!

安くて、簡単に作れて、便利です!ぜひ皆さんも試してみてくださいね♪

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子どもの頃「ぽっくり」と呼んでいたアレですね!子どものおもちゃからヒントを得た農作業のひと工夫、すばらしいですね!

才木さん、ありがとうございました!

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