2018.04.05
【農業女子 presents 私のイチオシ農業男子!第40回】
by農業女子プロジェクト事務局
みなさん、こんにちは!
神奈川県の三浦半島最南端、三方を海に囲まれ1年を通して温暖な三浦市で露地野菜を栽培しております、くろぜむ農園の山田靖子と申します。
我が家は、1000年ほど前から三浦のこの地に続く農家だと古い文献に書いてあるそうです。四代前までは屋号にもなっている「山田九郎左衛門」を襲名していました。
私の紹介する「イチオシ男子」は私の夫、くろちゃんこと山田 充です。今日はくろちゃんから語ってもらいます。
○出会いは・・・
三浦市と農業青年が主催した農業婚活で出会いました。
司会をしていた僕の目の前に座った妻を見て、運命を感じてしまいました。一目惚れってやつです(笑)
○就農の経緯は?
代々農家のため、小さい頃から父親の背中を見て家業を継ぐと決めていました。
農業高校に入学し、大学進学を希望していましたが、父親が病気がちだったため高校卒業後、就農しました。
もし大学に進学していたら、もっと違う観点から農業を見られたのかなとも思いますが、
技術は現場での経験が物を言うので、これが僕の運命なのだと思います。
○生産している野菜や加工品は?
冬作は大根、キャベツが主体で、夏作はメロン、スイカ、カボチャ、王様トマトなどの露地野菜を栽培しています。
加工品はまだ始めたばかりですが、王様トマトを使用した無添加トマトジュースとピューレの販売にこぎつけることができました。
○苦労したことは?
亡くなった父は「技術は見て覚えろ、自分で会得しろ」という人で、更に病弱で入退院を繰り返していたので、
見よう見真似で技術を習得しなければいけなかったことがとても苦労しました。
露地野菜は基本、1年1作しかできないので、天候に大きく左右され思うように栽培できないことがあり、
毎年1年生だな~と思います。
○農業の良いところをアピールしてください!
旬のものを誰よりも早く味わえます。メロンやスイカを収穫しながら畑で食べる味は最高です!
苦労して育てた作物を食べたお客さんの喜びの声を聞くことは、とてもうれしく、それまでの苦労が報われますね。太陽と青い空、潮風、自然、季節を肌で感じられることも魅力です。気持ちがよすぎて、たまに畑で居眠り・・・(笑)
○趣味は何ですか?
車とバイクが大好きで、晴れた日の昼休みに海岸線をバイクで走ると最高に気持ちがいいです。
今はまだ子供が小さく、なかなか2人で出掛けることができませんが、もう少し落ち着いたら2人でツーリングに行きたいです。
○将来への夢・今後取り組みたいことは?
トマトジュースを中心に輸出なども手がけてみたい。
子供たちを対象に農業教室を開き、もっと農業を身近に感じ、作物が生育する過程を知ってもらいたいです。
○靖子へのエール
僕がやりたかった事、できなかった事を外で色々見て聞いて、色々学んで来て欲しい。
そのために僕は、どんどん背中を押しますよ!
○充へのエール
どんどん突っ走る私をいつも優しく見守り、そっと背中を押してくれてありがとう!
地理的にも恵まれた環境を活かし、今まで一人では出来なかった事も二人でチャレンジして前に進んで行きましょう。
*****
山田靖子さん、充さん、ありがとうございました!
三浦の青い海、青い空に映える色とりどりの野菜がとっても美味しそうです。これからもお二人で力をあわせて夢に向かって頑張ってくださいね!
「農業女子presents私のイチオシ農業男子!」は第40回の今回をもちまして終了します。事務局企画は終了しますが、農業女子メンバーの皆さん、身近なイチオシ農業男子、未来の農業男子を公式HPでどんどん発信してくださいね!投稿お待ちしております。
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