SDGsへの
取り組み

本日の私のイチオシ農業男子は、佐賀県の中島千明さんからご紹介頂きます。
それでは、千明さん、よろしくお願いします。

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はじめまして、佐賀県嬉野市塩田町にある、ナカシマファームの中島千明です。
ナカシマファームは、遠くには多良岳を望み、田園風景に囲まれた中にあります。
酪農を中心に、米・麦・大豆・乳製品を製造しています。牧場には約100頭の牛（ホルスタイン）がいて、そのうち約50頭を毎日搾乳しています。

私がイチオシする農業男子は、ナカシマファームの従業員の家永大輔君です。

大輔君は兄と保育園の時から小中高とずっと一緒の幼馴染です。さらには中・高と全国制覇を目指すストイックなソフトテニス部にも一緒に所属していて、兄とは兄弟のような存在です。

私たち、家族全員もだいちゃん(以下「だいちゃん」といいます。)と呼んでいて親しまれています。
だいちゃんはもともと地元の別の会社で働いていたのですが、兄の猛烈なアタックにより、一緒に働いてくれるようになりました。
兄が、スタッフを一人増やしたいと考えた時に、仕事を丁寧に確実にこなせるのはだいちゃんしかいないと思い声をかけ、ナカシマファームで働いてくれるようになりました。
だいちゃんの仕事内容は、牛舎の清掃、牛のエサやり、仔牛の管理、エサの運搬、おがくずの運搬、堆肥の配達、搾乳、牛の運搬などです。

だいちゃんと一緒に仕事をするときに、そんなところまで気を配って仕事をしてくれていたんだと心を打たれたことがありました。
それは、大雨が降るときに機械にビニルシートをかぶせることになり、ビニルシートが風で飛ばないようにしっかりと固定して、見た目もきれいにビニルシートをかぶせていたことです。
私は、「雨さえしのげたらいいんじゃないの？」といったら、だいちゃんは、「一緒に働いている大事な機械だし、同じ作業をするならきれいにした方が気持ちいいよね!」と言っていました。
この他にも、牛が快適に過ごしやすいように、機械が少しでも長持ちするように考えて作業してくれており、乳業メーカーの良質乳生産牧場として2期連続三ツ星認定をもらえたのも、だいちゃんのおかげと言っても過言ではありません。
家族の誰よりも牛や機械のことを大事に思っているところを見習わなければいけないなと感じました。
だいちゃんが、ナカシマファームのことをしっかり守ってもらっているおかげで、兄もチーズづくりに力を入れたり、気軽に地域の集まりや農業者の集まりに出かけることが出来るようになり、今ではナカシマファームの取り組みを新聞やテレビに取り上げていただけるようになりました。
このように、だいちゃんのおかげでナカシマファームは想像以上に発展することができました。
次はだいちゃんの夢ややりたいことを尊重し、応援できるようにナカシマファーム全体でだいちゃんを支えていきたいと思います。

最後にイチオシ農業男子の「だいちゃん」から一言
美味しい牛乳を生産できるように頑張るので、美味しいチーズを作ってたくさんの人を笑顔にしてください。
一緒に頑張っていきましょう！

「ナカシマファーム」
http://www.nakashima-farm.com/

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千明さん、どうもありがとうございました。
きっとだいちゃんと千明さんのお兄さんは、全国制覇を目指すソフトテニス部時代と同様に同じ夢に向かってがんばっているのでしょうね～。
夢を共有できる「ナカシマファーム」って最高です。