農業女子PJ SDGsへの
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2017.09.22

★ひろがれ!農業女子の輪 第4回★ ~松本農業女子くらら~

by農業女子プロジェクト事務局

地域の農業女子グループの活動を紹介する「ひろがれ!農業女子の輪」。

第4回となる今回は、長野県松本市の農業女子グループ「くらら」をご紹介します。

昨年11月に設立された「くらら」、その設立にも参加された農業女子PJメンバーの宮島裕紀子さんからご紹介いただきます。

「ガチ農業!」がキーワードの「くらら」。

どんな想いで活動されているのか、ぜひお読みください!

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 「松本農業女子くらら」を設立した思いや背景を教えてください!

 松本農業女子くららを一言で表すと、

「ガチで農業やってます!」

 

松本農業女子くららは、農業で食べていく!という気持ちで前向きに農業に取り組んでいる、女性農業者のネットワークです。

ガチで農業をやっていこう!と思っても、

女性が参加しやすい勉強の場があまりなかったり、それ以前に、研修や講習会の情報が届いていなかったり…。

他の農業者と知り合う機会も少なく、農業トークをする相手がいない…。

そんな女性農業者の悩みを解決する仕組みを作りたい!と、

松本地域の女性農業者が、行政の力を借りて設立したのが「松本農業女子くらら」です。

 

「松本農業女子くらら」名前の由来は?

農業は【苦】しいこともあるけれど、よろこびもたくさんあって【楽】しい!みんなで集まればもっと【楽】しい!

【苦】【楽】【楽】で、「くらら」と名付けました。

また、松本のシンボル松本城の、城下に連なる「蔵」にちなんで、

「蔵」を建てられるような農業経営を目指そう!心の中の「蔵」に大切な財産(仲間、知識、知恵)をたくさん築いていこう!

という思いも込められています。

 

具体的にどのような活動をしていますか? 

現在はメンバーの農場見学を中心に活動しています。

栽培品目はバラバラですが、作業を効率化する工夫や、販路の開拓方法など、お互いの経営から学ぶことは盛りだくさん。見学中は質問が尽きず、いつも時間が足りません。

そして見学後は、美味しい料理を食べながら農業女子トーク。

「農繁期の食事の支度どうしてる?」「休憩のお茶菓子何出す?」「作業中のトイレどうしてる?」などなど、農業女子あるある話で大いに盛り上がっています。

今年の8月には農業視察バスツアーを企画し、農業生産組合の組合長を務める先輩農業女子のお話を聞きに行きました。農閑期には、農業簿記など経営管理の勉強や、自己啓発的な学習会なども計画中です。

 「自分たちがやりたいことを自分たちで企画する」がくららの運営スタイルで、活動内容はメンバーからの意見を元に、くららメンバーなら誰でも参加可能な「企画会議」で決めています。

行政(松本市農政課、松本農業改良普及センター)には、世話役としてくららの運営サポートや、女性農業者への情報発信、情報を必要としている女性農業者の存在把握などをお願いしており、仕組み作りの一端を担っていただいています。

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最後に、今後の夢や展望についてお聞かせください。

全ての女性農業者に情報が届く仕組みを作り、「ガチで農業をやっている、やっていきたい」農業女子に、学びの場、交流の場を提供していければと思っています。

まだまだ出会えていない農業女子がたくさんいるので、さらにネットワークを広げて、

将来的には、「松本農業女子」という冠を外し、農業女子でも農業男子でも、前向きに農業に取り組む人が共に研鑽を積んでいけるようなグループを目指していきたいです。

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