2018.11.29
ビジネスマッチング成立!(神奈川の農業女子×東京のシール印刷会社)

by城北信用金庫

農業女子PJ参画企業の城北信用金庫(本店:東京・荒川区)より、ビジネスマッチング※の成立事例について紹介します!
※ビジネスマッチング 本企画は、全国の農業女子メンバーと、当金庫のお取引先である小売店や優れた技術力をもつ中小企業等を結ぶことによって、農業女子メンバーの販路開拓と経営課題の解決をサポートするものです。
今回紹介するのは、神奈川県の蛯原眞由美さん(まーたん農園)と、東京都北区にある株式会社ワールド・プリンターとのマッチングです!
株式会社ワールド・プリンターは、創業半世紀近い歴史をもつシール印刷会社です。 この印刷会社で、まーたん農園の新商品「べジチップス」に貼るラベルが製作されました!
「ベジチップス」は、野菜を薄切りにし油を使わず乾燥させた、まーたん農園初の加工食品です!色とりどりの野菜をミックスしたものと、キクイモを使用したチップスの2種類の販売を開始しました。
ラベルは商品の魅力を消費者へ伝える際、大切な役割を果たしています。
野菜をミックスしたチップスには、フォントや色使いにこだわった緑色の丸いラベルを。 イヌリンを豊富に含む菊芋のチップスには、白色の四角いラベルが貼られています。 どちらも蛯原さんによるデザインで、商品にぴったりの素敵なラベルが誕生しました!
「私たちが大切にしているのは、お客さまとコミュニケーションをとりながらシール製作をすることです。ただデザインデータをもとに印刷してシールをお渡しするのではなく、色や素材、用途等のご要望について丁寧にヒアリングを重ねています。インターネットを通じて簡単にシール製作ができる時代ですが、早やさや安さにこだわるのではなく、お客さまと相談しながら一緒に作り上げていくことで、より良いシールの完成を目指しています。」(ワールド・プリンター/遠藤美邦子さん)
農薬不使用で栽培された野菜は虫に食われて穴があくこともり、その形状のため、出荷出来ないものも少なくないそうです。
「虫が食べる野菜と、虫も食べない野菜。どちらを食べますか。」 「味や栄養は変わらないのに、形が悪いからという理由で捨ててしまうのはもったいない。これらの野菜も無駄なく利用できないだろうか。」(蛯原さん)
そんな想いから生まれたのが、今回の「ベジチップス」。今後は、果実にもチャレンジされる予定です。
「ラベルのデザインは娘の絵を生かした自作です。印刷の前にデータをいただき、細かい色合いの調整をしました。その後、ワールド・プリンターさんがサンプルを送ってくださったので、ラベルの質感や価格も含め、十分納得した上で発注することができました。製作段階で女性目線の意見として、遠藤さんには親身に相談にのってもらい、満足のいくラベルが完成しました!」(蛯原さん)
蛯原さんはこの他、農業女子PJ参画企業と共同で、農業女子の声を反映した新商品の開発に関わる等、多方面で活躍しています。蛯原さんのアイデアを生かした新たな取り組みに注目です!
当金庫の農業女子PJポータルサイト「Naturliga(ナチュリガ)」では、マッチング事例や当金庫お取引先事業者の紹介を行っています。
【Naturiga>MATCHING】http://www.naturliga.jp/matching/index.html 【まーたん農園×ワールド・プリンター】http://www.Naturliga.jp/matching/partner/matching_8.html